私は社会に出てもう少しで10年位になるが、ずっとパソコンを使った仕事をしている。というか、仕事の道具としてパソコンが当たり前のように用意されており、これが無ければ全く仕事ができない。パソコンが無い頃はみんなどのようにして仕事をしていたのであろうか?本気で想像がつかない。
ここ10年間でパソコンの性能及び、パソコンでできることがものすごく増えた。私が入社した手の頃、Pentium2の266MHz位のマシンを使った時は高速で、とても驚いた記憶がある。それが今は10倍以上のクロック周波数になっているし、それ以上に様々な技術によってクロック周波数だけで速度の比較はできず、実際には何十倍もの速度になっている。それとネットワークの速度。これほどのスピードの回線が自宅で利用できることになろうとは夢にも思っていなかった。10年前は100Base-TXのLANを敷設した環境でネットワークを介したデータの移動をしただけで「うぉぉー!すげぇ!」と本気でその速度に驚いていたし、ギガビットイーサの実験を見て「おいおい、これなら映像でも何でもいけるな」と夢のように思った。
例えば、例えばだが今までクロック周波数1GHzのパソコンを使っていて、それが2GHzになったとしても、仕事の速度が2倍になるわけではない。人間が使っているものだから、人間の速度が2倍になったりはしない以上、ちょっとした変化である。しかし、1.2倍くらいにはなっているかもしれない。こうしてパソコンの処理速度が上がることで仕事が早く終わればありがたいことなのだが、どういうわけか1.2倍のスピードになると1.2倍の仕事がやってくる。高性能なパソコンを使っているのは私だけではなくライバル会社の社員も同じわけで、そこで優位性を見出すことは一時的には可能かもしれないが、いずれ変わらなくなる。そういうことの繰り返しで、1日でできる(している)仕事の量は増えているわけである。
技術の発展で色々なことができるようになった。携帯電話や、それらを使った野外からのネット接続、長時間駆動が可能になった高性能のバッテリー、メールによる情報交換などなど。単純に新しいもの好きの私としてはそうした技術進化を楽しむことはできるが、最近はそうしたものがあるが故に、自分自身で忙しくして首を絞めているような気がしてならない。というか、社会全体がそうした向きに加速しているように感じる。
本当にリッチな充実した時間を過ごすためには、こうした機器とは縁を切ったほうがいいんじゃないかと本気で思う。将来、パソコンや携帯電話は貧乏暇なし人が持つ程度の低いガジェットになっているように私は思う。
なんだか最近、ちょっとパソコンなどが嫌いになりそうです。
パソコンの性能向上と仕事
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