なんだか最近必殺シリーズのネタばかりで…これもYouTubeにて必殺の映像が見られるようになったからなんです。
必殺シリーズは放映時間が金曜日の22:00からだったので、子供だった私にはとてもではないが見ることができなかった。主に見ていたのは夕方に放映されていた再放送なのである。再放送だと放送されるシリーズの順番もめちゃくちゃで、新旧混ざりながら放映されていた。その中でも良くわからんがインパクトだけは残っている作品があった。
まず、必殺に市原悦子が出演しているのである。「まんが日本昔話」のような声の出演ではない。映像でレギュラーなのである(家政婦の格好はしていない)。見た目は江戸時代ならどこにでもいそうなおばさんである(なんと、役名も「おばさん」!)。それだけでも十分にインパクト大なのだが、仕置(つまり殺し)も担当する記憶喪失の元女殺し屋という設定なのである。殺し方もまたすごい。どこにでもいるおばさんのふりをして近づき相手を油断させ、包丁のようなもの(YouTube動画により匕首であることが判明)でぶっ刺すのである。刺された瞬間は相手も気がついていない。完全に油断しているのである。おばさんは一突きだけではなく、その後にグリグリと相手の体に匕首を刺しこみ(さすがにこのあたりでは刺されたほうも気がつく)「あんたに地獄に行ってもらわなくちゃね!」であるとか、「見かけない顔には、気をつけるんだよぉ」といったようなセリフを吐くのである。もう、トラウマになりそう。当時小学生であった私は、本気で市原悦子が怖くなった。
また、本作には和田アキ子が出演しているのだが、必殺シリーズの中で最も強烈(だと私は思う)な撲殺を見せてくれる。これでもかというほど殴る。石に頭をぶつけたり、もう最強。役名は若。女なのだが男としか見られないため、こう呼ばれているらしい。
このようなすさまじいキャラが大活躍するのが必殺シリーズ第14作「翔べ!必殺うらごろし」なのである。当時のオカルトブームを反映させ、行者の先生(中村敦夫)とともに超常現象目撃のために各地を放浪するという話。仕事料はほぼ無料。ボランティア殺しである。決して面白くないわけではないのだが、ちょっと必殺を見る層に対するリサーチをあやまったのか、シリーズ最低の視聴率3%というすごい記録を残し、危うく必殺シリーズを打ち切りにしそうになった。この反省を踏まえ、原点回帰して路線を修正した第15作、それが「必殺仕事人」である。ここからは視聴率がうなぎのぼりで、第19作「必殺仕事人Ⅲ」にてその頂点を見るわけである。
中村敦夫は劇中で「先生」と呼ばれている。妻が「この番組で先生って言われる快感に目覚めて、参議院議員選挙に出馬した(同様に先生と呼ばれる)のではないか?」という自論を展開した。私は大笑いした。


コメントする