学校と自殺

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最近、マスコミで過激に報道される学校関連の自殺事件。「いじめを苦にした」自殺と、「高校の世界史未履修問題」を苦にした校長らの自殺が目立つ。ここ数年は、年間3万人以上の自殺者が出ている日本である。いじめを原因とした自殺も少なく無かったのではないかと思う。死に際して「何故、自殺するのか」という意思表明が明確ではなかったこともあるだろうし、北海道滝川市の教育委員会の例のように、自殺にいたるメッセージを揉み潰したことも少なくはないのだろう。
世の論調を見ていて不安になるのは、自殺をいじめに抗する手段の一つとして捕らえられているのではないかということである。実際、死んだという報告は無いが、自殺の予告文書が文部科学大臣宛に届いたりしているのも、このマスコミの報道をあてにしているものだと思う。いじめも何も、死んでしまうという方法をとっては、根本的解決にならない。いじめを受けた本人にとってはもちろん、その周囲の両親や友人、いじめをしていた生徒達にどのような影響を与えるのか…影響を与えるだけで、解決には至ったとは思えない。
ところで、各学校のクラス担任は、いじめが無いと本気で言っているのだろうか?私は小・中学校と、クラス替えがあるたびに何らかのいじめを見てきた。程度の大小はあるが、いじめと言っていいような場面があった(ただ、金を要求したり、身体に著しいダメージを与えるようなものは、無かったと思う)。いじめを担任が気がついていたかどうか…半分以上は気がついていたのではないかと思う。無いという前提ではなく、あるという前提で自分のクラスをもう一度見回して頂きたい。
死の先に何があるのか、私はまだ死んでいないのでよくわからない。だが、学校での出来事で失わなくてはならないほど命は軽いものではない。死ぬくらいなら学校にいかなくてもいいし、転校ももちろんありだろう。対処法はいくらでもある。ただ、いじめられて心が壊れてしまっている時は、こうした判断もなかなかできない(いい年した学校長ですら、ちょっとした問題で自殺してしまう位だからなぁ)。「もうダメだ!」というシグナルを親は見逃さないよう、もう少し子供を慎重に見る必要があると切実に思う。

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