昨日、私の誕生日と同日がWindows Vistaの発売日だった。自分のパソコンで動かすメリットが見出せず、導入は見送る予定である。
それにしても、WindowsXPの寿命は非常に長かった。発売されたのが2001年12月31日だったわけだから、5年以上使い続けられたことになる。その前にリリースされたWindows 2000が2000年3月31日発売で2年に満たない期間であったことから、余計にそう感じられるのかもしれない。
Windows 2000は大したOSであったと思う。Windows 98がメモリリークの問題等で非常に不安定であったことに憤りを感じてイライラさせられ、NTではアミューズメント系の機能がどうにも動かない(仕事で使う分にはNTがベストであったが)。その双方の欠けているところを見事に融合させ、Windowsの安定性を格段に上げたといっていいと思う(サービスパックが多かったのがちょっと…だが)。
XPにしても、Vistaにしても、内部処理は32bitのままで2000からの抜本的革新があったとは言い切れない。Microsoftの技術者も「コアな部分の革新はない」と言い切っているほどで、ますます導入したいという気分が萎えてくる。
しかし本当にVistaはインパクトがなかった。というか、そもそもOSがバージョンアップするということに対する魅力は相当失せているような気がする。多くのサービスはWebブラウザを通じて提供され、今まで苦手とされたインタラクティブ処理もAjaxをはじめとした様々な技術によって克服されてきている。まだ実用とはいえないものの、ブラウザ上で動作するOSすら存在する。もうOSに依存しすぎるシステムは流行らないのかもしれない。
さて、今後売られていくパソコンにはWindows Vistaがバンドルされるようになる。一番の売りはAeroだろうから、Aeroがストレスなく動作するようなグラフィックチップやVRAMが多く搭載されたマシンがリリースされるだろう。特にノートパソコンはそうした技術革新が顕著になるのは必至である(既にノートパソコンの売り上げはデスクトップパソコンを上回っているのだが、VRAM 128MBなんてノートパソコンは中々見かけなかったため、Aeroの動作環境を見せられたときには驚いた)。ノートパソコンユーザーはマシンごと買い替えになる場合が多いだろう。だが、今現在リリースされているノートPCの多くはグラフィックチップがマザーボードバンドルのものが多く、パフォーマンス的に大丈夫なのかちょっと心配である。もう少し、様子を見てから買い換えたほうがよさそうに見える。
WindowsXPの今後のサポートがどうなるかは非常に気になるポイントである(何せ、5年間売られていたわけですからね…)。Microsoftの製品発売後のサポート期間はビジネス向け製品とコンシューマ向け製品で期間が異なる。同じWindowsXPでもProfessionalはビジネス向け、HomeEditionはコンシューマ向けと区別される。詳しくはこちらを参照いただきたい。と、コレだけ見ると「HomeEditionはもうサポート中止?」ということになるが、WindowsXPにはこのような例外措置が採られることになっていた。だが、5年間売り続けられたOSが2年後にWindows Updateすら使えなくなるというのは、ちょっと訴えられかねないようなサポートの短さである。Microsoftも鬼ではないので、つい1週間前にサポート期間の延長を発表し、延長サポート期間を2014年4月8日までとした。少なくともこの日まではWindows Updateサービスを受けることが可能となった(2014年には、どんな世の中になっているのだろうか?)
しかし、パソコンというのは高価な割には寿命が非常に短い製品である。最近は用途によってずいぶんと寿命が変わったように思うが(ゲーム用途の人は常に最新スペックを追わなくてはならないが)、それでも一般的な家電に比べると…冷蔵庫を見習え!パソコンよ。



