
今日は妻が見舞いに来てくれた。この病院では洗濯と言う行為がまともに出来ない(出来ないことは無いのだが、コストパフォーマンスが悪いし、大変面倒。しかも洗濯機が少ない)ため、定期的に来てもらっている。大体昼前に来てくれるので、昼食は外でとるようにしている。この病院で出る食事では、昼食が最もまともな飯である。しかし、外で食べられる食事には残念ながら遠く及ばない。
今日も3/14に行ったTK大学近くのレストラン「エトワール」に行った。私が頼んだのはハンバーグステーキランチ、妻はカツカレー。私の注文は、普段の病院食への反動そのものである。値段も安く、量も多い。注文した品はすぐに出てくる。私も妻もこのレストランが大変気に入っている。
今日は午後から主治医の回診があるため、食事を終えた後、病院に戻る。このところ睡眠薬の相性でだいぶ悩まされたのだが、昨日から服用している薬との相性はそれほど悪く無いらしい。長時間型の薬のため、朝になっても眠さは抜けない。朝食までは無理に起きる必要も無いので、今のところはこの薬でいいのではないかと思う。ただ、夜中にトイレに行く際によろめき、転びそうになる。意識もしっかりしない。
回診終了後、また妻と散歩に出かけることにした。霞ヶ関駅方面には散歩に出かけたが、その反対には行ったことが無い。反対側には日枝神社があるようだ。そこへ行ってみた。私は近眼のため気がつかなかったのだが、病院と神社は目と鼻の先だった。小さな公園を備えており、そこで子供たちが遊んでいた。バトミントンをしていた親子連れは、羽を神社の建物の屋根に乗せてしまい、難儀にしていた。子供がサッカーボールを使い、羽を屋根から地面に落すことが出来た。一緒に居たお父さんはぼんやりしているだけだった。大丈夫か、お父さん。
神社の境内には大きな枝垂桜があった。花が咲く時期になったら、弁当を持ってここで食事をするのもいいかもしれない。
思いのほか神社が近かったために、散歩があっという間に済んでしまった。このまま病院に帰っても退屈なだけなので、900mほど離れた場所にある「河越館跡地」へ行ってみることにした。途中、コンビニのミニストップがあったので、ここでソフトクリームを食べる。私はバニラ、妻はキャラメル味。コンビニながらも、ミニストップのソフトクリームは比較的おいしいと思う。店内にソフトクリームを食べられるスペースがあったため、そこでソフトクリームを交換しながら食べた。
しばらく河越館跡地へ向けて歩く。このあたりは農家を営む方の豪邸がいくつも立ち並ぶ。その立派さに驚かせれながら、現場に到着した。
しかし、河越館跡地が農家の家よりも何よりも驚かされた。国指定の史跡らしいが、草が生えた平地に看板が立っているだけで、何も無い。私は鎌倉初期の川越の歴史はあまり詳しくないのだが、応仁の乱の後の頃、山内上杉氏と扇谷山内氏が合戦をしたという話を知っていたために興味を持ってきたのだが…時宗のすさまじい寺が見られただけでも良しとしよう。
河越館跡地は入間川河川敷のすぐ近くにある。川が見えるかと思って土手に上がったのだが、川は遠くに見えるだけであった。またもやがっかり。眼下にはグラウンドが広がり、そこで子供たちが野球やサッカーをしている。入間川はとても小さな川だ。別に近くに行って見るほどのものでも無いように思えた。
土手を少し歩いた後、そこから降りて住宅地を歩いた。住宅地は道が細く、蓮田を歩いているかのようであった。だがこの地区の住宅地は面白く、家だけではなく突然茶畑があったりする。茶畑の中には風力発電のプロペラがあるが、この電力は何に使用されているのだろうか?謎である。他にも肉屋、陶磁器製品店、そば店などが住宅地の中に点在する。
知らない街を散策するのはとても楽しいが、一人ではここまで出かけようという気にはならない。妻と一緒であるからここまで一緒に来ようという気になったのだ。妻と一緒に出かけるのはとても心地よい。
何となく病院の方向を目指して歩いたところ、運良くピタリと病院の前の通りに出た。病院にはすぐに戻らず、病院近くのスーパー「サミット」へ向かう。運動不足のせいか、ちょっと便秘気味なのである。しかし下剤を服用したくないため、それをプルーンで補おうと思ったからだ。また、サミットの中には花屋があるため、病室に飾る花も購入したい。入院直後に部屋に置いたスイセンの花は、乾燥しきった部屋でシナシナになっていた。花がシナシナでは一緒にいる私までシナシナになりそうである。花を変えようと思った。花屋には仏花がたくさん売っていた。彼岸である。私たちは白いバラを購入して、病院へ戻った。
病院に戻るとちょうど3時のおやつの時間で、主に老人患者がパブリックスペースに集まっていた。早速バラを花瓶に生け、妻が持ってきてくれたアールグレーを淹れた。いい香りだ。頭の中からリラックスしてくるような、実に快い香りだ。それを飲みながら、グレープフルーツと甘夏を食べる。グレープフルーツも私の好物である。好物にばかり囲まれて、私は幸せ者である。
妻とは色々な話をした。病院患者のこと、看護士のこと、子供のこと、両親のこと。数日会わないだけでも話したいことはたくさんある。1時間以上話た後、妻は帰宅した。
日常の生活をしていても何らかの変化がありこのブログのネタも尽きないのだが、病院に移ってからはますますそのネタが増えた。病院内にはいろいろな人が居る。そうした人を少し見ているだけでも、色々なネタが浮かんでくる。残念なのは、それを面白く文章にまとめる能力が欠けていることである。