
毎年恒例のイベント、栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭へ行ってきた。今年の参加者はいつも案内をくれるS田さんを含め5名。今年は参加者が少ないほうである。
かれこれ10年以上このイベントに参加しているのだが、9年間ほど収穫祭当日に雨が降るようなことは無かった。だが、去年初めて雨に見舞われた。敷物として持ってきたブルーシートをぶどうの木と木の間にかけて屋根を作って雨を防いだが、屋根にたまった水が落下したり、また山間部であることからかなり気温が下がり、どれだけワインを飲んでも酔わない(そして、いくら飲んでも体が暖まることも無い)という過酷なものであった。
「収穫祭の日は必ず晴れる」というジンクスが破られたため今年もちょっと不安であったが、一昨年のように非常によい天気に見舞われた。久喜駅から東武伊勢崎線に乗り、一路足利市駅へ。久喜ー足利市の乗車時間がいつもの年より短く感じられたのは気のせいだろうか?

足利市駅でワイナリー行きのバスに乗り込む。例年だと行列が出来ていて、もっと外国人の参加者が見られるはずだが…今年は少なかった。収穫祭の参加費が去年から\2,000-になった影響は少なくないんじゃないかと思う。なお、この\2,000でワイン1本の交換券(1,500相当)と、ワイングラス、ソムリエナイフが付く。去年もらったおもちゃのようなソムリエナイフに比べるとちょっと質感があがったかな…と思うけど、ソムリエナイフは何本もあっても仕方が無いので、買うか買わないか選択できたほうがよいと思う。
ワイナリーに到着したのはちょうど12:00頃。我々はいつも決まってワイナリーの入り口に近い平地に陣取るようにしている。初めてこの収穫祭に来たときにはぶどう畑の斜面に座っていたのだが、酔った足どりで坂道を上り下りするのは危険だし、たまに子供が上のほうから転がって来たりする。危険なのである。
まずは今年の赤、去年の白とロゼをそれぞれ1本ずつ用意し、飲み開始。今年の赤は非常に出来がよく、それ以上に良かったのがロゼ。ここまでおいしいロゼは初めてかもしれない。白は飲みやすいものの、少し味が薄いような印象をうけた。

3本が空いた後、S田さんが「2007のぼっこ(赤)」を1本買ってきて、振舞ってくれた。ビンはコルクではなく、王冠によって栓がされている。スパークリングというほどではないのだが微炭酸のワインであり、舌の上で少しシュワッとする。比較的ドライな味で、おいしくいただけた。
この時点で4本ほどあけているのだが、どういうわけか、この時点でみんな酔いが回ってきた。例年ならこの2倍は飲むのだが…(最近、私は酒量が減っています。そのせいでしょうか?)。5人で1本空ける自信が無いので、グラス売りされている他の種類のワインを試飲する。私が試飲したのは「2005 オークバレル白」。さっき飲んだ白がちょっと甘かったので、辛口でスパイシーなものを選んでみた。同行した方は「2007オークバレル赤」を飲んでいた。この赤もかなりドライな味わいなのだが、空気に触れさせることによって滑らかな味わいに変わる。デキャンタに移して飲んだほうがおいしくいただけるワインだ。少し飲ませてもらったが、やはりおいしい。

山の天気は移り変わりが早く、14:00位から雲が出てきて日差しをさえぎるようになってきた。ワインで酔って昼寝っていうのが最高なのだが、この気温では昼寝をしようものなら風邪をひいてしまうことだろう。お土産用のワインを6本ほど購入し(自分たち結婚記念日のお祝い用、友人宅での忘年会用、実家へのお土産用)、私は使わなかったワイン交換券で白ワインと交換した。白ワインは2006年製。うちの息子の生まれた年に出来たワインである(赤は去年既に購入済み)。息子が合法的に酒が飲めるようになった頃、一緒に飲めればと思い、保管している。しかし保管といってもワインセラーのようなものが私の家にあるわけではなく、保管にはちょっと気をつけないといけないなぁと思う(保存状態が悪いと、酢になっちゃいますしね)。せめて発泡スチロールのケースくらいは作って保管すべきかもしれないな。

収穫祭が終わりに近づくと、Jazzミュージシャンの方が「赤とんぼ」の演奏をはじめる。これが聞こえて来たころにはタクシーに乗り込み、ワイナリーから撤収。まだ少し明るいうちに電車に乗り込んだ。蓮田に戻ると木枯らしが吹き荒れていた。もう季節は秋から冬へ移り変わろうとしている。