2007年11月アーカイブ

年末に高専の同窓会を仙台で行おうという話が出ている。都合がつかなそうだったので欠席するつもりであったが、何とか都合が付きそうになったので出席しようかと思っている。

同窓会のためのやり取りの中で、疎遠になってしまった友人E君の連絡先を知ることが出来、今日、神楽坂で飲むこととなった。E君とは学生時代に同じバイトをしており、学生にしては羽振りよく稼いでいたために仙台で夜な夜な飲み歩いたりした。年の割には物の見方がちょっと変わっていた私にとっては珍しく気が合う男で、色々な意味で本音を最も多く明かしてきた人物かも知れない。
高専卒業後に私は就職したのだが、彼は進学し、大学院時代に東京にやってきた。その頃に1、2回東京で飲んだのだが、彼が就職してからの動向はわからなくなってしまった。

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あれから5年ほどの月日が流れ、彼も私もだいぶ状況が変わった。お互い結婚し、子持ちである。5年間を話すだけでもネタは尽きない。1件目の和食料理店『鼎』で3時間、神楽坂駅近くのバーで1時間話したが、ネタは尽きない。続きは年末に仙台でということにし、早くて忌々しい終電に乗り込んだ。電車の中はひどいラッシュであった。忘年会シーズンの終電は地獄である。

TAGHEUER 6000を手放すことにした。異常な進み方(日差+20秒くらい)をするし、しばらくオーバーホールにも出していないようだから出さなくてはならない。文字盤には湿気が入ってしまったためか(私は入れていませんよ…水辺で使ったこと無いし)文字盤の夜光部分が剥がれ、針が少し腐食している。ボーイズサイズというのも少々不満である。
オーバーホールの代金を出すべきかどうか、個人的には懸案事項であったが、父からの譲り物とはいえそれほど思い入れがあるわけでもないので、売却することにした。父から譲られたTAG HEUERには4000シリーズがあるし(これは日常使用に最適。お気に入りなので手放すつもりは無い)、そんなにTAG HUER贔屓なワケでもないし…

で、この資金は新しい時計を購入するために使用する予定である。時計が何かは後日お楽しみに。

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子供が居るとこんなにも家庭内の色々なものに気を使わなくてはならないのかと悩まされる。
まだ自分で動けないうちはそれほど問題ではなかったのだが、家中にあるありとあらゆる物が息子にとっての危険物と化す。玄関、階段、ガス、風呂、トイレ…枚挙に暇が無い。とりあえず、行ってはいけないところには柵をするようにした。階段やキッチンの入り口など…大人は不便になる一方だが仕方が無い。

寒くなってきて問題になったのが暖房である。
妻は乾燥肌なのでエアコンやファンヒーターの熱風を嫌っている。そのため石油ストーブ(いまどきの関東圏のアパートでは使用禁止の場合が多い)で暖をとっていたのだが、子供が火傷をする危険があるので今年は使用することが難しい。さらに言えば、石油がアホみたいに高騰している状況ではあまり使いたくない。
熱風がダメで高温になるものもダメ…となると、ホットカーペットかオイルヒーター位しか選択肢が無くなる。予算の都合上、後者を選ぶことにした。
エアコン等の他の暖房器具でも「8~4畳用」などと、温められる部屋の範囲が記載されている。範囲に幅があるのは、室内の気密状況によって暖房効果が異なるからだ。マンション等の鉄筋コンクリート家屋ならば高い効果が期待できるし、木造住宅ではその効果は薄くなる。オイルヒーターはじわじわと暖かくなるその特性からか、この幅がかなり広い。今回購入したオイルヒーターは「3~8畳用」。我が家は木造の戸建て…しかも古いので隙間風がヒューヒュー言っているような家である。「うちは3畳だろうなぁ…3畳って…」と思い上位のモデルも見てみたが、あったのは「4~12畳用」であり(そのくせ値段は倍くらいする)オイルヒーターを使う以上、あまり暖かさは期待できないなぁ…と諦めた。

商品が今日届いたので、早速6畳の和室で使っている。まぁぼんやりとは暖かくなっているようで、うちの猫もヒーターの周りに集まりだす(猫は暖かい場所を見つける天才ですなぁ)。直接フィンに触れても、火傷をするような熱さではない。
8畳の和室とつながっているので普段は襖を開けているのだが、熱が逃げるので襖は締め切ったままである。換気が悪くならないのかが心配だが、まぁ隙間風が吹き込むくらいだから大丈夫であろう。

蓮田駅へ向かう途中、強烈な怪電波を感じた。電波の発信元は電柱の看板である。近づいて見てみると…アッーーーーーー!(ニコニコ動画風にお願いします)御巣鷹山!

この映画の監督及び主演は「渡辺文樹」。私の地元、福島県が生んだ怪人監督である。
彼の映画の放映は突然、日本全国のあるところでゲリラ的に行われる。その公開予告に使われるのがこの手の看板だ。看板には「気絶者続出」、「観ると吐く!」、「吐くなら吐け!」 、「子供は見るな!」、「イスラム圏上映禁止、なぜだ! 見りゃ納得」 、「スティーブン・スピルバーグが絶賛!」といったかなりの誇張交じりの台詞が筆文字で殴り書きにされている。その文字から、かなりの怪電波が感じられる。人によっては怪電波にやられてしまうだろう。私も15才の頃に地元で『ザザンボ』という作品の看板の「たまには皆でそろって吐くのもいい思い出」 という文字を見せ付けられ、恐怖におののいた記憶がある。

彼の作品をざっと列挙すると

  • 家庭教師(1987年)
  • 島国根性(1990年)
  • ザザンボ(1992年)
  • 罵詈雑言<バリゾーゴン>(1996年)
  • 腹腹時計<ハラハラトケー>(1999年)
  • 御巣鷹山(2005年)
などがある。
どの作品も少なからず問題を抱えており、『ザザンボ』では実際にあった殺人事件を元ネタとし実名を使って放映したために福島県法務局が動いた。『腹腹時計』では天皇暗殺計画の話であったために(天皇が乗っている電車に、地元ローカル線「阿武隈急行」をぶつけるという…)、上映会場に右翼の街宣車が殺到した。また、他作品においても上映後「金返せ」コールと暴動が起きた。こんな具合だから、一般映画館での公開は完全に不可。公民館などの施設を使っているのだが、会場を貸す側も必死であり(会場を貸す、貸さないで裁判沙汰になったことも…)上映もゲリラ的にならざる得ない。

面白い特徴なのだが、この監督の作品では必ず自分が主演なのである。監督「渡辺文樹」・主演「渡辺文樹」である。全て低予算なので自分が主役をやらざる得ないという事情もあるのだろうが、ようは目立ちたがり屋で格好良い姿を見るのが好きなのだろう(あくまで渡辺監督の主観的な格好良さですけど…)。最近作の『御巣鷹山』では日航機墜落事故があった当時の首相、中曽根康弘(役の俳優)とガチンコで事故の秘密を追求し、中曽根の手下とされる役者(シルバー人材センターで調達した老人…低予算だから…)相手に木刀もって暴れまくる。監督、もういい年で全然動けないんだろうけど…

今回は11月29日(木)~30日(金)にかけて「さいたま市民会館うらわ」で『腹腹時計』、『罵詈雑言』、『島国根性』、『ザザンボ』、『御巣鷹山』が上映される予定。何で平日昼間にやるんだよ~。見に行けないじゃないかよ。休日だったら絶対行ったわ。
実はこう「知っている風」に渡辺監督の作品について述べているものの、実は私1作も見ていません。アングラ系の本やサイトばかり見ているので、ほとんどのシナリオは知っているのである。
本当はとても見たいのだが、このようなゲリラ上映では中々自分の都合の良いときに作品を見ることは出来ない。もちろん、多くの作品はメディア化されていない(されていてもどこで購入すればいいのかわからない。渡辺監督の事務所である「マルパソプロダクション(クリント・イーストウッドに怒られるぞ!)」なら売ってくれるのか?)。唯一、常に見られる場所といえば福島県立図書館。何故かあそこには館内閲覧用のVTRが数本あるらしい。今度福島県立図書館が休館で無い日に福島に居たら、絶対に観に行くつもりである。

今後の渡辺作品だが『ノモンハン(2007年上映予定)』、『松川事件(2008年春、東北地方で撮影開始予定)』とのこと。もうすぐ2007年も終わりなのだが、ノモンハンはできたのだろうか?松川事件の台本作成も大丈夫なのだろうか?
上映会の多くには渡辺監督自身がやってくるという。お忙しいのだろうが、我々の度肝を抜く作品をこれからも世に放ち続けてほしい。

よく捕まっています(笑)。おっさんと自覚しなくてはいけませんね。

って、ニコニコ動画ネタなのですが。
このタグがつけられている動画ばっかり視聴している気がする。他にもR-30(実際そうだけど^^;)引っかかりまくり。

しかしみんなすごいねぇ。初音ミクの「あなたに会えてよかった」と「春咲小紅」にはやられました~。

冬が近づくとウイスキーの消費量が増える。ストレートはもちろん、お湯割りにしてあったまったり、食後の紅茶に入れたりとその用途はいつも以上に広がる。最近は私だけではなく妻も飲むので(といっても、私の方が倍くらい飲んでるけど)消費ペースはかなりのものである。

いつも飲んでいるニッカの竹鶴12年だが、このところ市場価格が上昇しまくっている。2年ほど前は\1,500位で購入していたのだが、今は\1,950である。同じ商品を売っているのに、この値上げはちょっとひどい(ガソリンよりはマシ?)。モルトを使っているからといって、パンのようにバイオエタノール製造のために高くなっているわけではない。定価は\2,500のままなのである。

今回落札したのはこの竹鶴12年。1本\1,250で、何本でも必要なだけ受け付けるとのことである(バーやスナックが倒産し、業務用で一般販売できないものが大量に出たのかもしれない)。但し、何本購入しようと送料は\1,000かかる。2本以上購入すれば(1,250×2+1,000=\3,500)普通に購入するより得なのだが、もちろん本数がさらに多いほうがお得である。しかし、いっぺんに金を払うという負担と、在庫が過剰にあるとついつい飲みすぎてしまうという習慣から、今回は5本にとどめた。しめて1,250×5+1,000=\7,250なり。普通に買うのと比べて、約\2,500お得である。
ウィスキーを嗜む人はこのところ少なくなったせいか、ヤフオクでもあまりひどい競争になったりすることは無い。同じような理由で、ビールや発泡酒は値上げの槍玉に挙げられることが多いが、ウイスキーに及ぶまではもうしばらくかかるだろう。そっとしておいて欲しいと心から願っている。

どうも私は同じくらいの身長の人と比べて腕が長いらしい。
そのため、シャツを購入する際に大変気を使う。オーダーして作ってもらうのが一番無難なのだが、気に入ったデザインのものを見かけ、パッと衝動買いに近い感じで買おうとすると、裄丈が足りなくて買えなかったりする。標準体型から離れていく(最近は腕だけではなく、お腹周りも離れまくっていますが;;)と、品数が減ったり安いバーゲン品などを選べなくなってしまう。参るなぁ。

先日のココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭会場で発注していたワイン6本が自宅に届いた。

が…開けてびっくり。ロゼ2本に2005年の白2本、2006年の白2本。赤ワイン2本頼んだはずなんだけど?
ちょっと怒りぎみで発注書を見ると、今年の赤じゃなくて2006年の白になってるし!あああ、今年は白よりも赤の方がおいしかったんだけど。
でも、一番おいしかったロゼと間違わなかっただけマシということにしましょう;;

巷で鉄やアルミニウムの盗難事件が多発していることからもわかるように、今、金属の価格が高騰している。北京オリンピックに向けた設備投資等が原因と言われている。だが、設備投資と直接関係があるのかな?と疑問が残るような貴金属の価格もものすごい勢いで高騰している。どのように価格が変動しているかは、日本マテリアル社のサイトをご覧いただけるとわかるだろう。特に11月に入り、金・プラチナの価格が一気に上昇している。

私の妻はいわゆる「バブルOL」の世代で、その時代にもらったものの「使っていない」アクセサリーが結構ある。イエローゴールド(以下YG)は、私も妻も身に着けるのが苦手なのである。私もYGの時計がどうも使いずらい(っていうか、買えもしませんが)ということで、敬遠しがちになっている。使わないのなら、金が高騰しているうちに売ってしまえ!と宝石売買のメッカ、上野御徒町へ行ってきた。この街には数十件と地金の売買が出来る店が存在している。

あまり事前調査をせずに、とある店で金地金としてこれらをお金に換えた。結構な額にはなったのだが、よくよく見てみると、交換レートが店によって微妙に違うのである。換金後に街を少しぶらぶらしていたら、売ったところよりもさらにレートが高い店を発見してしまい、「ぎゃああああ!」と叫びそうになった。金相場なんてものはどこでも同じだと思っていたのだが、決してそうではないらしい。これから換金を検討されている方は、よくよく事前調査をされてから行くことをお勧めする。なお、この辺の店は閉店時間が遅くても19:00位と妙に早い(そして、レートが高い店の方が閉店が早い…)。この点も要注意である。

毎年恒例のイベント、栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭へ行ってきた。今年の参加者はいつも案内をくれるS田さんを含め5名。今年は参加者が少ないほうである。

かれこれ10年以上このイベントに参加しているのだが、9年間ほど収穫祭当日に雨が降るようなことは無かった。だが、去年初めて雨に見舞われた。敷物として持ってきたブルーシートをぶどうの木と木の間にかけて屋根を作って雨を防いだが、屋根にたまった水が落下したり、また山間部であることからかなり気温が下がり、どれだけワインを飲んでも酔わない(そして、いくら飲んでも体が暖まることも無い)という過酷なものであった。
「収穫祭の日は必ず晴れる」というジンクスが破られたため今年もちょっと不安であったが、一昨年のように非常によい天気に見舞われた。久喜駅から東武伊勢崎線に乗り、一路足利市駅へ。久喜ー足利市の乗車時間がいつもの年より短く感じられたのは気のせいだろうか?

足利市駅でワイナリー行きのバスに乗り込む。例年だと行列が出来ていて、もっと外国人の参加者が見られるはずだが…今年は少なかった。収穫祭の参加費が去年から\2,000-になった影響は少なくないんじゃないかと思う。なお、この\2,000でワイン1本の交換券(1,500相当)と、ワイングラス、ソムリエナイフが付く。去年もらったおもちゃのようなソムリエナイフに比べるとちょっと質感があがったかな…と思うけど、ソムリエナイフは何本もあっても仕方が無いので、買うか買わないか選択できたほうがよいと思う。

ワイナリーに到着したのはちょうど12:00頃。我々はいつも決まってワイナリーの入り口に近い平地に陣取るようにしている。初めてこの収穫祭に来たときにはぶどう畑の斜面に座っていたのだが、酔った足どりで坂道を上り下りするのは危険だし、たまに子供が上のほうから転がって来たりする。危険なのである。
まずは今年の赤、去年の白とロゼをそれぞれ1本ずつ用意し、飲み開始。今年の赤は非常に出来がよく、それ以上に良かったのがロゼ。ここまでおいしいロゼは初めてかもしれない。白は飲みやすいものの、少し味が薄いような印象をうけた。

3本が空いた後、S田さんが「2007のぼっこ(赤)」を1本買ってきて、振舞ってくれた。ビンはコルクではなく、王冠によって栓がされている。スパークリングというほどではないのだが微炭酸のワインであり、舌の上で少しシュワッとする。比較的ドライな味で、おいしくいただけた。
この時点で4本ほどあけているのだが、どういうわけか、この時点でみんな酔いが回ってきた。例年ならこの2倍は飲むのだが…(最近、私は酒量が減っています。そのせいでしょうか?)。5人で1本空ける自信が無いので、グラス売りされている他の種類のワインを試飲する。私が試飲したのは「2005 オークバレル白」。さっき飲んだ白がちょっと甘かったので、辛口でスパイシーなものを選んでみた。同行した方は「2007オークバレル赤」を飲んでいた。この赤もかなりドライな味わいなのだが、空気に触れさせることによって滑らかな味わいに変わる。デキャンタに移して飲んだほうがおいしくいただけるワインだ。少し飲ませてもらったが、やはりおいしい。

山の天気は移り変わりが早く、14:00位から雲が出てきて日差しをさえぎるようになってきた。ワインで酔って昼寝っていうのが最高なのだが、この気温では昼寝をしようものなら風邪をひいてしまうことだろう。お土産用のワインを6本ほど購入し(自分たち結婚記念日のお祝い用、友人宅での忘年会用、実家へのお土産用)、私は使わなかったワイン交換券で白ワインと交換した。白ワインは2006年製。うちの息子の生まれた年に出来たワインである(赤は去年既に購入済み)。息子が合法的に酒が飲めるようになった頃、一緒に飲めればと思い、保管している。しかし保管といってもワインセラーのようなものが私の家にあるわけではなく、保管にはちょっと気をつけないといけないなぁと思う(保存状態が悪いと、酢になっちゃいますしね)。せめて発泡スチロールのケースくらいは作って保管すべきかもしれないな。

収穫祭が終わりに近づくと、Jazzミュージシャンの方が「赤とんぼ」の演奏をはじめる。これが聞こえて来たころにはタクシーに乗り込み、ワイナリーから撤収。まだ少し明るいうちに電車に乗り込んだ。蓮田に戻ると木枯らしが吹き荒れていた。もう季節は秋から冬へ移り変わろうとしている。

の地震ってどんな揺れなんでしょう?

大宮ソニックシティビルの前を通りかかったところ「消防・救急・防災フェア」なるものが実施されていた。そのうちの一つのアトラクション(不適切な表現?)としてこの地震体験車両が置かれており、震度7の地震や、新潟中越沖地震と同じゆれ(車内の液晶パネルにはその地震のときの実際の様子が映し出される)を体感することができる。
私が通りかかったときには誰も並んでおらず「良かったら体験してみませんか?」と勧誘されたのだが、すし屋へ向かう途中だったためスルー。意外とすし屋が混雑していなかったため、時間が余ったから乗りに行こうかなぁ…と戻ったら、もう長蛇の列になっていた。
ちょっとばかり後悔した。

今日は年に一度の健康診断。例年は午前中実施だったのが、今日は16:00から開始とのこと。

健康診断には血液検査が含まれる。診断前に食事をとってしまうと血糖値が上がってしまうため、検査の6時間前くらいから糖分が含まれるものの飲食を控えなくてはならない。つまり、私は昼飯を食べられないということになる。
いつもしっかりと昼飯を食べている私にとっては非常に耐えがたく、普段もそんなにがんばって仕事をしているわけではないが…今日は輪をかけてやる気がおきない。今日は健康診断のためだけに会社に来たようなもんである。

ところで、去年あたりから健康診断で腹回りを測定するようになった。測定値がどのくらいであったかを述べるなどという恐ろしいことはとても出来ないが、医師にメタボな話をされなかったのが不思議でならない。なぜ?

昨日の酒が思いっきり残っている。車の運転はしないからその点は心配ないのだが、ふらふらで歩くのもおぼつかない。とりあえず朝風呂に入って少しすっきりさせる。風呂の出口に用意されている飲み物も、センブリやドクダミからとった非常に苦いお茶に変わっていた。二日酔いに効果があるという。思わず私は四杯も飲んでしまった。旅館の豪華な朝食も完食することはできず。何だかもったいない。

チェックアウトは10:00。中庭で紅茶を飲みながら清算が終わるのを待つ。川治温泉の比較的冷たい風が酔った頭に心地よい。旅館の入り口に車を持ってきてもらい、日光方面へまた戻る。今日の観光地は日光東照宮。ここに来るのもかれこれ5回目である。だが、父母、もちろん息子と一緒にここに来るのははじめてである。息子をベビーカーに乗せ(といっても、階段だらけだからあんまり使えないんだけど)東照宮へ。

東照宮周辺の木々はちょうど良いくらいに色づいている。紅葉を眺めながら「三猿」をみて、「陽明門」をくぐる。父は陽明門を見ながら「昔見たときはもっと輝いていたような気がするが」と言っていた。メンテナンス不足だろうか?陽明門の彫刻はそれを細かく見ているだけで日が暮れてしまうことから「日暮らしの門」との別名があるそうだが、そこまでのオーラは確かに感じられない。
眠り猫の門を過ぎて、家康の墓を目指す。ここも結構な階段があるので、あまり歩きなれていない父には酷かと思ったのだが、意外と平気そうだった。それよりも、息子をおぶっていた妻の方が大変である。
拝殿・本殿を参拝し、鳴き龍のある薬師堂へ。やはり紅葉の時期だからか、ツアー客が多くてゆっくりと見ることは出来なかった。

東照宮を出ると、13:00になっていた。東照宮近くの店で食事をとることにしたが、私も父も「そばと湯葉はもういい」と(父はそば好きなはずなのだが、さすがに飽きたようである)それ以外のものも食べられる店へ。私はピザ、父はカレーライス、母はハッシュドビーフと、いかにも日光らしくないものばかり食べる。
食後、解散。父と母は川治湯元でもう一泊するという。ちょっとうらやましいが、明日からは仕事である…うう。

華厳の滝から1時間とちょっとで宿に到着。途中、以前泊まった龍王峡を抜けてきたが、このあたりはちょうど紅葉の見ごろだったようだ。天気にも恵まれて、本当に良かった。

今夜の宿、川治温泉 長生閣明月苑は121号線に隣接して建っている宿である。4月に湯治のため湯西川温泉を訪れていたときは、幾度と無くこの道路を通っていた。そして「あんな宿に泊まれればなぁ」といつも思っていた。客室数もそれほど多くは無く、こじんまりとした上品な宿である。
部屋は二階、十畳のバス・トイレ付きタイプ。広々している上に、堀コタツなどもある。十二分の広さである。窓も大きく、山の景色を部屋から堪能することが出来る。

宿に着いたら、まずは温泉である。部屋にも風呂があるが、もちろんこれは使わない。1Fの大浴場へ。大浴場とは言えど、部屋数がさほど多くないせいか、それほど大きくはない。大浴場が少し温めの湯だったので、露天風呂へ。まだ寒すぎもなく、温泉に入るにはちょうどいい温度。泉質は比較的やわらかく、少し塩分を感じる。近いこともあってか、湯西川温泉の湯に近いように思えた。これなら子供の肌にも強い影響を与えることもなさそうである。初温泉だったので、ちょっと心配ではあった。浴室を出たところには、冷えた飲み物が用意されている。私はゆずと蜂蜜を水で割ったものを頂いたのだが、実においしかった。こうした心遣いがなんともありがたい。
部屋に戻ると、まだ時刻は16:30。夕食まで1時間もある。当然、ビールを我慢することはできず、客室の冷蔵庫に入っているあるビールを飲む(客室のビールは高いよなぁ。2倍の価格^^;)。みんなで飲んでいるうちに、あっという間に中ビンを5本くらい空けてしまう。

夕食は7人みんなで食べられるように、客室ではなく宴会場を貸しきることにする。季節の野菜や肉、魚をつかった比較的ヘルシーなメニューであった。父母達にはこれくらいがちょうど良かったのかも知れない。それよりすごかったのが酒量である。お銚子15本、ビール中瓶10本である。普段は日本酒を飲まない私も随分と飲んだ。その後、部屋に戻ってウィスキーと焼酎、日本酒などを飲んだ。何時まで飲んでいたのかはわからないが、750mlのウィスキーが半分以下になっているところを見ると、相当飲んだようである(私は最近、酒をあまり飲んでいない)。もうベロベロになるくらい酔い、父からソルマックをもらい、飲んで寝た。アレは実に苦い。

義理の父母はよく日光に旅行に来るため、このような定番コースはどうなのか…とも思ったのだが、私の父母は、前に日光に来たのが40年近く前とのこと。見飽きているかもしれないが、お付き合いいただくことに。

エレベーターの乗車料金は一人530円。このエレベーターで地上から100m下の観瀑台へと降りる。エレベーターは数年前に来たときのものから変更され、案内用の液晶パネルも設置されている。かなり高速なエレベーターのようで、あっという間に100m下へと向かう。洞窟のような通路を抜ければ、観瀑台である。昔はこの観瀑台までの通路が薄暗く、何だかもっと怖いイメージがあったのだが、壁を白く塗ることでだいぶ印象は変わったようである。40年前に見に来たとき、エレベーターはあったのだろうか?100mもの高さの階段を昇降したくはない。

滝からは毎秒1.2トンの水が落下し、大きな音を立てている。だてに三大瀑布を名乗っているわけではないと、見るたびに感心させられる(那智の滝と袋田の滝には行った事がないけど)。しばし堪能した後、エレベーターで地上に戻る。時間は14:00になっていた。まだ時間があるので、霧降高原の大笹牧場へ向かおうとも思ったが、息子がぐずりだしそうなので、川治温泉の宿へ向かうこととした。

今日、明日と私・妻双方の両親を連れ、7名で日光・川治温泉方面へ旅行である。お互いの両親がそろって旅行も初めてだが、息子が旅行に行くのも今回が初。温泉デビューである。

私の両親は福島から、私たちは埼玉から日光を目指す。お互いが合流するのは日光宇都宮道路の日光口PAの予定であったが、カーナビ依存(私もです)の父はうっかり日光口PAの前の今市ICから日光宇都宮道路を降りてしまった。カーナビの行き先にPAを指定しても、そのPAは高速道路等に隣接されているとは見なされず一般道に隣接していると判断されてしまうため、こういう現象が起きてしまう。今回の旅はここが発端で、これから幾度と無くカーナビに悩まされることになる。
仕方が無いので、待ち合わせ場所をJR日光駅に変更し、私たちも日光ICから降りる。程なく到着し、何とか合流することが出来た。

合流した時点でちょうど11:00だったので、いろは坂を上って中禅寺湖方面へ向かう。華厳の滝は昼食後に見るとして、龍頭之滝を見ながら食事が出来るという龍頭之茶屋へと向かう。中禅寺湖を左手に見ながら戦場ヶ原方面へと走る。今回の旅では私は運転をしない。乗っているだけで楽なことは楽なのだが、いろは坂で走りを楽しむことが出来ないのが残念だ。
日光市街では美しく色づいている紅葉も、いろは坂ではもうほとんど終わってしまっている。そのせいか、いろは坂で渋滞に見舞われるようなことは無かった。

龍頭之茶屋は「食堂」というよりも「茶屋」というレベル。そばやうどんは立ち食いのものに非常に近く、他におでんやちまき、団子があるくらいであまりメニューは無い。しかし、滝を見ながらというロケーションのためか、どれもこれも結構おいしかった。夜には宿の夕食が待っているので、昼はこれくらいジャンキーなものでも問題ないだろう。

龍頭之滝の横には遊歩道があるので、少し上流のほうへ歩く。あまり歩きなれていない父は途中でリタイヤ。息子の面倒を見てもらうことにした。そんなに大きな滝ではないものの、水の流れる音は何だか心を落ち着かせるものである。私の好きな「水の撮影」を堪能し、お昼過ぎにこの地を去った。

愛用している時計、OMEGA Speedmaster Professional Moon Phase Ref.3575.20のムーンフェーズの調子がどうもおかしい。
ムーンフェーズのプレートは12:00に一日分回転するようになっているのだが、プレートのある位置に来ると12:00の回転が止まってしまうのである。日付のように、明らかに数字が変わるような機能の故障はわかりやすいのだが、ムーンフェーズは絵柄が変わるだけなので、1日分進んでいるのかどうかを確認することがちょっと難しい。なお、ムーンフェーズ調整用ボタンでプレートを回転させることはできるのである。

12:00で変化があるかどうかを確認するために、リュウズを引いて時間を送ってみる(機械式時計の針を反時計回りに動かすのはやめたほうがいい)。やはり動かないのである。
別にムーンフェーズが無くても時計としての機能は満たしているのだが、せっかくの3575.20なのに…と思うと何だか放っておけない。で、時計屋に持っていくことにした。本当なら最近銀座に移転したSGJのサポートセンターに持ち込むのがベストなのだろうが、修理費が法外に高くて…

ムーンフェーズも複雑時計の機構の一つに含まれるらしい(そんなに難しくはなさそうだけど…)。つまり、3575.20にはクロノグラフとムーンフェーズの二つの複雑機構が含まれることになる。こういう時計はオーバーホールの費用が半端じゃなく高い。幸い、持ち込んだ時計屋は珍しいことに見積もりは無料なのである。とりあえず見積額を聞き、その上でどうするか判断しようと思う。

コーヒーやお茶といった嗜好品の中で、私は紅茶が一番好きである。だいぶ涼しくなって、まさに紅茶がおいしくいただける季節である。
通勤途中にあるデパートに売り場があるということでWEDGEWOODMARIAGE FRERESの茶葉を使うことが多く、リーズナブルで紅茶の味と香りがしっかりとした「イングリッシュ ブレックファースト」や「アールグレイ」あたりを好んで飲んでいる。
夕食を食べ終え、一日の最後の紅茶の時間はまさに至福の時。これにピュアモルトウイスキー(私の場合、常飲している竹鶴12年)を少し入れると、紅茶とウィスキーのフレーバーが混じりあい、力が抜けていくような感じを覚える。最近はこの飲み方が常習化していて、たまに職場で紅茶を飲むと何だか物足りなくてならない。スキットルにウィスキーってちょっと憧れがあるのだが、これで飲んでいたら日本ではアル中としか見なされないんじゃないだろうか。そういえば、亡くなった中島らもさんはいつも持っていたなぁ。あの人もアル中だったけど。

何だかぐだぐだになっているのでしばらく静観していたのだが、そろそろ辞任問題については代表復帰という形で終止符が打たれそうである。

私は今の自公連立という形がどうにもこうにも歪に見えて仕方が無い。様々な意見の食い違いがあるはずの両党が妥協しながら共存している。だが民主党も烏合の衆の政党で、自民党出身者も社会党出身者も、もう右も左も混在しているわけで、これもまた非常に歪。自民民主で大連立し、民主党も、あわよくば自民党も割って、主義主張的にも整合が取れた二大政党制を目指したほうが良いのではないかと思っていた。参院選はなんとなく大勝しちゃったけど、今国会の重要法案に対する対案もまともに出せず、うだうだしている党を見て小沢代表が言った一言「民主党も本当に政権担当能力があるのか?」という台詞に、私はかなり同調した。

ここまで言われても「小沢氏を代表にしないと選挙に勝てない」などといっている方々が多数居ることには驚きを禁じえない。プライドは無いのだろうか?

代表に復帰して、このまま何も無いとはとても思えない。期待を裏切らないで頂きたい。今後の動きに激しく注目である。

画像や動画はテキストと異なり、それ自体が何を示しているのかを人間が判断しなくてはならない。そのために、どのような画像・動画なのかを示すためのメタ情報(図書館の本に対する書誌情報のようなもの)が必要となる。
ニコニコ動画には「タグ」という機能がある。これはまさしくその動画に対するメタ情報なわけだが、タグを入力するのは動画コンテンツの作者や視聴者である。主にウケ狙いで面白いタグを付けてくれる方も居るし、関連した動画の視聴者を誘導するためにカテゴライズしてくれるような方も居る。非常に煩雑な作業になるであろうタグ付けをユーザーに任せてしまっているのは、実に巧い方法である。

動画ならではの厄介な問題がさらにある。動画には時間軸があるため、動画全体に対するメタ情報だけでは情報の検索性は不十分なのである。「何時何分何秒にどのような情報が来る」というメタ情報がさらに必要になるわけだが、これをニコニコ動画ではコメントという機能で実現している(コメントに対する検索が現段階では出来ていないため完全なるメタ情報とはいえないが、頭だしのようなことは出来るようになっている)。コメントは先日も述べたように、アップロード主や視聴者が付けることできるわけだが、表面的には動画に対するテロップのように表示される。この面白さが故に、視聴者は積極的にコメントを書き込む。そして時間軸に対するメタ情報が付与されていくわけだ(単純な感想や意味の無い書き込みもあるが、人間の感情をメタ情報にしていると考えると、私は非常に納得がいく)。またここでもユーザー任せのモデルになっており、仕組みの上手さに舌を巻いてしまう。

YouTube以前、動画サイトというとサイト運営者側がコンテンツを用意し、それを配信するモデルばかりが考えられてきた。そのためにコンテンツを持つテレビ局の買収劇のようなものが起きたりしたわけだが、ニコニコ動画は配信するほとんどのコンテンツをユーザーがアップしている。そしてコンテンツの整理もユーザーが行う。ニワンゴが行っているのは優秀な動画配信システムの提供と、ライブ感(祭り感?)のあるテロップ機能付きプレーヤの提供、イベントの主催といったところである。こうしたビジネスモデルで有料会員を募ることもできるわけだから立派である。(プレミアム会員の私のように…)
ニコニコ動画の開発者ブログによると、あと利益を5割程度の利益で黒字化できるそうである。2007/01/15にβリリースし、まだ10ヶ月位しか経過していないにもかかわらず、ここまで収益を上げられるとは、インターネット上のビジネスとして非常に優秀であるといわざる得ない。今後は時報(結構ウザイんだけど)への広告掲載やコンテンツホルダーが収益を上げられるための仕組みの導入を検討しているとの事。でも、プレミアム会員費月額525円を値上げするようなことはしないでほしいと祈るばかりである。

実は今、ニコニコ動画にものすごくはまっている。うっかりプレミアム会員になってしまった程のはまりっぷりである。アクセス時間制限も解除されいくらでも動画が見られる環境が出来たことで、私のプライベートな時間はますます少なくなっている。

面白い動画を見るだけならばYouTubeでも事足りる(アップロードできるムービーの時間に制限があったり、著作権の問題がある動画はことごとく消される等の不都合な点もたくさんある…)のだが、何といってもあの「コメントをテロップのように流す」機能が実に魅力的だ。絶妙なタイミングで入る視聴者…中でも「コメント職人」と称される方々のコメントは、動画の面白さをかなり増幅してくれる。そう…たとえるならばタモリ倶楽部の「空耳アワー」のVTRとテロップのようなものである。同じ曲を聴いていても音楽だけでは中々聞こえにくいものでも、映像化することでかなり日本語に聞こえてしまう。しかしその日本語も支離滅裂なものが多く、支離滅裂なものをさらに映像化するから笑いが起こる。

こうしたコメント職人のコメントは動画職人のさらなるやる気を促す。そして結果的にさらにクォリティが高い動画が投稿される。あまりに矢継ぎ早にアップする動画職人も結構おり、この人たちは普段一体何をしているのだろうか?と疑問に思ってしまうほどである。

著作権の管理についても割りと緩く、クレームが出たものに対して対応するというようなスタンスで、自発的に削除しまわるようなことはしていないようである。感じとしては2chの「あぼーん」に近いような対応である。2chの書き込みほどではないが、ニコニコ動画にアップされている動画も相当な数である。これらを逐次確認していくというのは並大抵の作業ではない。2chの管理人「ひろゆき」氏は方々から管理責任を問われて訴えられているようだが、リソースが足りず出来ないものは出来ないと居直っている。そういえば、ニコニコ動画の運営会社「ドワンゴ」にはひろゆき氏も取締役として参加しているんだったな。

動画というコンテンツを楽しむための機能が満載なニコニコ動画だが、動画普及に欠かせない機能をうまい具合にシステムに取り込んでいる。次はそのあたりについて書くことにしましょう。

私は刑事ドラマが好きなものでよく視聴するのだが(最近、帰りが遅くて見られないことが多いけど)ドラマを見るたびに警察の科捜研、鑑識、監察医の優秀さをよく感じる。これらの組織に重点をおいた海外ドラマ「CSI 科学捜査班」では、さらに進んだ現代的犯罪捜査を見せられ、そのたびに関心してしまう。ちょっとした事件の特徴から犯人を特定する技術を見せられると、とてもじゃないが犯罪は隠し通せないものだという気になってくる。少なからず犯罪の抑止力になっていると私は思う。

本書は東京都の監察医を30年間務めた法医学者が書いた本である。日本には法医学を専門とする医者は非常に少ない。東京、大阪を初めとした五大都市以外には専門の監察医は存在せず臨床医が検死を行っているわけだが、出血の仕方、遺体の損傷、生活反応…等の情報から死因や死後経過時間の特定をするには法医学の知識や経験が必要になる。これらが適切に行われているとは言えないと警鐘している。

3章構成になっており、1章では過去に経験したちょっと特異な検死事例が紹介されている。個人的興味深かったのは、捨て児(遺棄死胎)の話。「出生」という定義が法によって異なっているとは初めて知った。刑法では「一部露出説」つまり、胎児が母体から一部でも露出認められる時出生とみなし、民法では「全部露出説」胎児が母体から完全に露出分離した時を出生とする。医学では「独立呼吸説」胎児が生活反応、つまり呼吸をしたときに出生とみなすのである。堕胎罪か殺人罪かは刑法をもって裁かれるため、母体の中で死にいたった場合には母親は堕胎罪となり、一部でも露出した場合は殺人罪となる。これを特定するのは非常に難しいが、前者に比べて後者は刑事罰も重いものとなるため、見極めが非常に重要である。
2章は監察医が主人公の短編小説で構成されている。筆者は監察医を退職後、観察時代に経験した事柄を元に小説を書いている。医者の書く本というとあまり面白いイメージは無いが、これが中々面白い。
3章では監察医の専門領域とその重要性について述べられている。めった差しの事件をメディアは「残忍」と表現するが、これらの刺し傷には生活反応が無い(つまり、死後に傷つけられた)ことが多く、これは犯人に止めを刺したにも関わらず、不安でならないという心理状態を表す。残忍というよりも恐怖感による行動である場合が多いと筆者は指摘する。

実に面白い内容なのだが、些か執筆から時間が経っているために(初版が1994年)現代でもそうなのだろうか?と思わせられる内容も見られた(バラバラ死体を殺人を隠蔽することを目的としていると記載しているが、最近では死体をわざと目立つような所に置くようなパターンが多発している)。
しかし、これだけ前の内容であっても、私は事件を起こしたら警察からは逃げられないような気持ちにさせられた。現代であれば特にDNA鑑定が飛躍的に進歩しているため、ほんのちょっとした証拠からも足がついてしまいそうである。悪いことは出来ないものである。

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