クロノグラフ機構を持たない自動巻き時計に幅広く利用されているこのがETA社のCal.28系ムーブメントだが、Cal.2894の登場により比較的高価なクロノグラフにも搭載されるようになった。
非常に合理的に設計され、頑丈、高精度なだけではなく、メンテナンス性も非常に高いこのムーブメントを紹介する。
ETA Cal.2824

- 1971年に発表。
- 手巻きの上に自動巻きを重ねた、強固な設計をもつ。
- '82年には改良型の2824-2に進化している。
- 自動巻き、両方向巻き上げ。
- 直径25.6mm、厚さ4.6mm。28,800振動(8振動)
- 25石
- パワーリザーブ38時間
- テンワが大きく、頑丈で精度が出しやすい。
ETA Cal.2836

- 1974年発表
- Cal.2824にデイト(曜日)表示を加えて実用性を高めた。
- 1970年代だけで約220万本が製造されたベストセラー。
- 自動巻き、両方向巻き上げ。
- 直径24.6mm、厚さ5.05mm。
- 28,800振動(8振動)
- 25石。
- パワーリザーブ40時間。
ETA Cal.2892
- 1975年発表。
- 自動巻き専用機。
- 自動巻き機構をコンパクトに改良し、3.6mmの薄さを実現。
- トルクが強いため付加機構が乗せやすい。
- 自動巻き、両方向巻き上げ
- 直径25.6mm、厚さ3.6mm
- 28,800振動(8振動)
- 21石
- パワーリザーブ42時間
- さまざまなケース形状に対応できるため、多くのモデルで採用されている
- 派生モデルであるCal.2893-2にはGMT機能が付く。
ETA Cal.2894


- 1996年発表。
- Cal.2892にクロノグラフムーブメントを搭載
- Cal.7750よりも薄いため、小型のクロノグラフに採用される。
- 自動巻き、両方向巻き上げ
- 直径25.6mm、厚さ6.1mm
- 28,800振動(8振動)
- パワーリザーブ42時間
- 30分、12時間積算計付き
明日は名クロノグラフムーブメント、Cal.7750系を紹介。


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