2008年11月アーカイブ

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大宮駅東口の路地を歩いていると、いきなり視界に飛び込んできた通りの名前。
こういう感性に「大宮的だなぁ」と私はよく思わされるのです。

Amazonより中島先生の新刊が出たとのメールが届いたので、amazonでは買わずに(だって送料高いんだもん)会社近くの本屋さんで購入。この面白そうなタイトルにつられて、中身をほとんど見ずに購入した。

で、読み始めて「あれ?どこかで読んだことがあるような...」と思ったら、所持している中島先生の『どうせ死んでしまう... 私は哲学病。』のタイトルと出版社を変えて出したものだった...。同じ本が我が家に二冊...でも、著者が今年書いた後書と解説が追加されている。安かったものだし、まぁいいか。

内容は表題のものだけではなく、中島先生が散文的に書いた短い作品の寄せ集め的なものになっている。個人的には徹底的にこの本の題名となっている内容について言及して欲しかったのだが。

amazonの本書紹介文を引用させてもらおう。

所詮人生は、理不尽で虚しい。いかなる人生を営もうと、その後には「死」が待っている。「どうせ死んでしまう」という絶対的な虚無を前にしながら、なぜ私たちは自ら死んではならないのか?生きることの虚しさを徹底的に見つめ、それをバネにたくましく豊かに生きる道を指南する、刮目の人生論。無気力感に苛まれる時、自分に絶望し苦悩する時の必携本。

今の私にとって、最大の問題といっても差し支えないほどの問題、それがニヒリズム、虚無感である。ある瞬間瞬間、何かに集中しているとき(そういう時間そのものも随分と最近は減ってしまったのだが)を除けば、過去を見直したり将来を思ったりしてもただひたすらむなしいだけに過ぎなく感じられてしまう。あっという間にやってくる死という誰にもかわすことが出来ない現実、そしてその人が存在したという事実すらほんの少しの時間しか残らず、それがどれほどの時間なのか自分で知ることすら出来ないのである。生きているというのはどういうことなのだろう?何のためなのだろう?それに意味を見出すことが出来ないのならば生きることを止めてしまうのも一つの選択肢であると私は思っている。
私のこの思いは、例えば人生の何らかの選択や実行に失敗したときにやってくるだけではなく、日々、笑っても酒を飲んでも何をしていても頭をよぎる。もう一過性の問題ではなく、ずっとこのことを意識しながら生きていかなくてはならないのだと、心の中で思っている。多くの過去の賢人達がこの問題に全力で取り組んだのできた。人間は唯一、自分の存在というものに対して疑うことができる生き物だからだ。ハイデガーは「現存在」や「実存」という言葉でこの認識について超越した意見を述べたが、私は未だにその自分の存在すら揺らぐような思いをすることがある。

今の私は、過去の賢人達と書物というものを通じて対話し、その思いと自分の思いをぶつけ、考えながら生きることを生きがいとしている。他の全ての作業は、振り返ってみてみれば全て「壮大なる暇つぶし」に過ぎない。しかし暇つぶしばかりしているわけにもいかないのだ。
悪い頭を振り絞って、自分なりに「生きる」ということを考えながら生き続けるしかないようである。

息子の今のブームは車と電車。車は比較的大きなおもちゃもあるが、息子自身が気に入っているのはミニカーのようである。

私も子供の頃にミニカーで随分と遊んだ記憶がある。持っていたのは6代目ブルーバード(910型)の赤や、2代目フェアレディZ(S130型)のシルバー、フォルクスワーゲン・ゴルフI...もっとたくさん持っていたが、猛烈に記憶に残っているのがこの3つだ。確か、日産の車はもっとたくさん持っていたような気がする。「太陽にほえろ」や「西部警察」をリアルタイムにみていたので、あの番組に出ていた車(日産がスポンサーだった)が欲しかった。また、自分の家の車がキャラバンというでかい車であったことも少なからず影響していただろう。

息子がBMWをみると「おとうしゃんのくるま」と言うので(5とか7シリーズに向かってそういわれるとちょっと恥ずかしいのだが)BMWのミニカーを買ってあげようと思ったが、ミニカーメーカートップシェアといっても過言ではないトミカからは発売されていなかった。BMWはこの意匠をトミカには渡していないのだろう。京商あたりからはいくつか発売されているが、数が多いとはいえない。BMWはミニカー用のカタログを用意しているほどなのだが、これに掲載されているものは全て\3,000-オーバーで、今の息子に与えるには贅沢すぎるのである。
それに対してトミカは全て\378である。自宅近くのスーパーのおもちゃ売り場でも売っている。この手ごろな価格がゆえに、なんとなく買ってしまうのである。

今日、私が息子に買ってあげたのはランエボXである。いい色の赤だし(息子は赤が好きらしい)、前のドア両方が開くギミックつき。しかも、タイヤがちゃんと扁平高めになっているあたりの作りに好感が持てる。結構気に入ってくれているようなのがうれしい。
という具合に、実は買っている父自身も結構楽しんでいる。妻はあまり車に詳しくないので、働く車系のミニカーを買い、私の場合は普通車を(私の趣味で...)買うという感じ。
トミカのミニカーを走らせるサーキットが売られているのだが、実はこれ、俺が欲しい(笑)。しかし妻は、そうでなくともおもちゃが多いと、とてもじゃないが妻が許してくれ無そうである。

今回も日曜日の夕方の馬装講習付きビギナーレッスンである。さすがにこの時期の17時台となると寒くなってくる。が、ブーツを履いてボディプロテクターを身につけ、乗馬用のヘルメットを装備すると結構暖かい。レッスンを受けて動き回っているうちに体も温まってくるので、むしろ程よいくらいかな?

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今回騎乗した馬は、3鞍目と同じ「クリオ」。この時間帯のインストラクターはUさんである。が、Uさんだけではなく多くのインストラクターが指導に参加。私の指導にはクラブの園長が付いてくれた(結構ラッキーかも)。馬場の柵も広げられ、速足、軽速足の練習くらいまで出来そうな雰囲気である。但し、反応が比較的細かいクリオ。3鞍目よりはうまく意思が伝えられ、一体感が得られるか?

例によって「クリオ」、「マキシム」、「ハーディ」の仲良し3兄弟固まってのレッスン(このアイドル的存在の3頭、厩舎まで一緒の部屋なんだよな~。本当に仲良しらしい。かわいい)。マキシムとハーディはクリオよりは小さいのか、女性や子供が優先されているような気がする。今回もマキシムには女性が、ハーディには子供が乗っていた。

並足や誘導はどうということは無いが、速足になったときの縦揺れがやはり細かい。立つ・座るの動作が立て揺れにあわせにくい。動きをあまり大きくしないで何とか合わせていくが、鐙にかけている足の位置がずれて立ちにくくなってくる。時々鐙の上でまっすぐ立ち上がり位置調整をする。園長に横でほぼマンツーマン状態で指導をうけるが、中々その言葉通りに体勢を持っていくのも難しい...が、何とかやっていると「だいぶ良くなった」と褒められる。褒め言葉に非常に弱い俺。

今回はいつものレッスン以上に色々と得られたものがあったが、次回になると忘れていたりするこの頭をどうにかして欲しい。実質、二週間に一度のペースだからなぁ。もう少し通う頻度を多くしたい。

結婚式は2004年5月23日にしたものの、入籍は2003年11月22日にしたので、一応結婚記念日は今日になる。
これで6年目。入籍する前1年くらいは同棲していたので、もう7年近く妻と付き合っていることになる。

結構私はろくでなしで、妻と付き合う前に何人かお付き合いした女性とは2年以上関係が続かなかった。彼女が居ないという期間はあまりなかったのだが、2年くらい経つと愛想をつかされてしまうという感じである。
私もさすがに何度もそういう目にあっているのだから学習はしてきたつもりだが、頭でわかっていることが実際に出来るかといえば微妙である。私は別れた女性達から見れば非常に冷たい男だったのではないかと思う。

私はたしかに冷たいのかもしれない。相手の気持ちを察するなんてことは出来る人間ではない(というか、今はますますそういうことが難しいと思っている。人の価値観は違う。超能力者でもない限り無理なんじゃないか?)。それ以上に、1人で居る時間を必要とした。だから、昔した遠距離恋愛というのは意外と面白かった。会える数日は徹底的につきあうが、それ以外は自分1人。その身の軽さが心地よかった(ただ、綺麗な風景を見たりしたときに「一緒に見られればもっと綺麗に見えただろうなぁ」なんて事を思ったこともしばしばあるけど)。

妻と長く居られた理由、それは彼女自身も1人でいる時間を必要としている人だったことなんじゃないかと思う。同棲していたといっても、家に居るとき私は自室に篭っていることが多く、彼女は好きなギターを「ポロロン...」と弾いていた。ご飯を食べるときにバカバカしい話をして、寝る場所もタイミングも全く違う。お互いがしてきたペースを2人になっても続けていた。続けられる相手だった。

結構、答えに窮する質問に「あなたにとって奥様はどんな存在?」というものがある。
私の場合は、空気のような存在というだろう。あって当たり前のように思うけど、それが無いとどうにもならない、そういう存在である。

子供ができて、いささか私たち夫婦の状況も変わった。一応、1人の親としての作業もしなくてはならない。結果として夫婦が一緒にいる時間は増えた。
だが、隙をみては1人で居ようとする私たち。傍目には不思議に見えるが、これぐらいが長続きさせる秘訣なのかもしれない。


せっかくなので、今日は妻に市場でステーキ用の牛肉を買ってきてもらい、先日のココ・ファーム ワイナリー収穫祭で買ってきた「オークバレル 赤」を開ける。予想に反せず、妻好みの味だったらしい。良かった。
最近、なんでもまねをしようとする息子にはワイナリーのぶどうジュース(下手なワインより高価なんだがな!)。
外食ではなく、自宅にて3人でお祝いをした。

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職場の近くのビル。元は千代田区役所だった場所だ。見上げると何か工事をしている。
 「何の作業だ?」

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しばらくして、また前を通ると
 「ガースー黒光り新聞」
という看板が!

ガースーと言えば、恐らく「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の菅プロデューサーのことではないのだろうか?
そこでちょっと調べてみると、こんな情報が



人気バラエティー番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系・毎(日)後10:56~)が、3年連続となる大晦日スペシャルを放送することが10日(月)わかった。今年は、大晦日恒例イベント「笑ってはいけない新聞社」と、数々の名勝負が繰り広げられてきた「山崎VSモリマン」最終章の初の2部構成となり、約6時間に及ぶ放送で強豪ひしめく大晦日特番に勝負をかける。

11月11日5時0分配信 オリコン



年末年始はほとんど外出したり酒を飲んだりしているのでテレビを見ることはないのだが、この「笑ってはいけない...」シリーズは毎回見てしまう。
ロケ地が知っている場所だけに、今年はちょっと気にしてみてしまうかもしれない。

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ちなみに、正面玄関にも「ガースー黒光り新聞社」の名前とスガちゃんの像が!


もちろんこのまましばらく放置されているわけではなく、今はうまい具合に隠されて立ち入り禁止となっております。いつ収録するんだろう?

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11/16のココ・ファーム ワイナリー収穫祭の際に発注したワインが届いた。

ちなみに昨年のワイン到着時のブログ記事がこれ。ラベルが収穫祭25周年記念のデザインに変わっている。赤・ロゼが共通で、白はまた別なデザイン。可愛いデザインになったと思う。

一番手前が、ちょっと奮発したオークバレル赤。早く開けて飲みたいが、11/22の結婚記念日までお預け。今日は早速白を飲むことにしましょう。

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主に洗面所で使っている小型の置時計。クォーツ式でムーブメントはクォーツ腕時計と同じものを流用している。置いてある場所が場所なだけに、ベゼルの汚れがひどい。
この時計の電池が切れてしまった。クォーツと一緒ならば、街の時計屋さんや腕時計を売っている家電量販店、ホームセンターでも電池交換はできる。前に切れたときはビッ○カメラに頼んだのだが、電池代込みで工賃\1,000。でも、今は時計用のメンテナンスキットを持っているので自分でやってみようと、前回のTAG HEUERに続いて交換開始。

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ムーブメントはこんな感じ(電池は抜いてあります)。スペーサーの中心にちょこんとクォーツのユニットが乗っている。文字盤に「WAKO」と書かれているのでなんとなく高いような印象をはじめは持っていたが、開ければこんな具合である。まぁ、洗面所においておくものにそんな高価なムーブを入れてもらう必要も無いんですけど。

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以前、電池交換を頼んだビッ○カメラでこのムーブメント用の電池を購入。型番はSR626SW。こんなに小さな電池である。金メッキされた液漏れ保障ありの電池が\360。ちなみに、前回の交換の時には金メッキの電池は使ってくれなかったんだな~。それで\1,000-。自分で交換したほうがお得であるという感が増す。

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ピンセットで電池を掴み、ムーブメントの所定の位置に配置。裏蓋は単なるはめ込み式。プラスチック製であり、取り付けにも力を要しない。

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ついでにあまりに汚れがひどかったベゼルを磨く。おぉ、われながら美しく仕上げられたものだとちょっとうれしい。
こんな具合で、壊さずに電池交換をしていったら、メンテナンスキットの代金の元はとれそうです。

毎年恒例、ココ・ファーム ワイナリーの収穫祭。このイベントが近づくと、天気予報をやたらと気にするようになる。
圧倒的に晴れの日が多かったものの一昨年は初めての雨を経験し、ものすごく寒い中でワインを飲みまくるが寒すぎて一向に酔わないというほどの厳しい状況だった。晴れたほうが圧倒的に楽しめる。だから天気予報を気にしてしまう。去年は何とかまた晴れに戻ってくれた。

だが、今年は雨だった。

主催者のSさんとは久喜駅で合流。ここから東武伊勢崎線で足利市駅へ向かう。今年の参加者は自分を含めて5名。男性ばかりである(このイベントは毎度の事ながら参加者が何名になるのか、誰もわからない。当日になって判明するのである)。うちの妻もちょっと来たそうではあったが、やはり子供を連れては厳しい。雨であればなおさらである。ワインはお土産として大量に買っていくことを約束しておいた。
慣れてきたせいなのか、久喜ー足利市駅の所要時間が短くなっている気がする。実際のところ、どうなのだろうか?

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足利市駅に到着。外はこんな具合である。せめて雨だけでも上がってくれるといいのだが。ここからバスに乗り込み、ココ・ファームワイナリーへと向かう。

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ワイナリー入り口。到着したのは11:50頃。ワインだけ買って下ってくる人も多数。近所の人ならば飲酒運転の取締りが厳しい昨今は家に帰ってゆっくりワインを味わったり、友人と飲むにも会場を家にしたほうが良いのかもしれない。特に今日のような雨の日ならばなおさらであろう。

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ぶどう棚の山頂に浮いているワイン瓶形の風船がかすんで見える。そして、雨は小降りになってきたものの、参加者は例年に比べて少ない。シートの数が去年よりは少なく見える。

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あまりよくないのだろうが、雨露を防ぐためにはこのようにぶどうの木の上にシートを引いて屋根を作る必要がある。この外国人の3人はもちろん同行した人たちではなく、酔っ払って私にからんできた外国人である。このイベントの参加者は本当に外国人比率が高い。かれこれ私は10回くらい参加しているのだが、毎年そんな傾向である。

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今年のワインの出来だが、関東地域は1年を通じて寒暖の差があまり大きくなかったために味がぼやけているのではないかと予想していたのだが、この足利の山奥ではそうでもなかったらしく、特に赤がおいしい。白はもうちょっとドライな味わいだったのだが、今年は甘みがありのみ安い。こちらは少々、味が薄い?ような感じもする。そのいいとこ取りをしたかのようなロゼ。個人的には今年はロゼが大当たりだったと思う。
寒いので我々のワインの消費ペースもかなりはやく、各自が入場時に購入したワイン引き換え券分はあっという間になくなる。後はグラス売りのワインを頂く。オークバレルの赤と白を一杯ずつ飲む。オーク樽の渋さがよく出ている赤は妻好みの味である。6日後の結婚記念日用のワインとして、オークバレルの赤を購入することにした。

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お土産用のワイン売り場では、昔は買った5~6本のワインを自分で運んでいたのだが、ここ数年はお金がかかってもいいから発送するようにしている。自宅用、実家用、例年やっている忘年会用、岩手でお世話になったFさんへ送る分...ワイン、ジュースを含めて11本を購入。そして発送。

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雨がまた降り出してきたので、例年よりも少し早く撤収。足元もだいぶぬかるんできた。
5人居るのでタクシーで足利市駅へ。
今年もお疲れ様でした。また来年、悪天候で中止にならなければ必ず行きます。

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最後におまけ、ボランティアの可愛いお嬢さんたち。
彼女達が売り子をしていると、何だか買う気が無いものまで買ってしまう自分...まぁ、祭りだしいいよね。

もうグラフィックアーツ業界から離れて数年。以前は非常勤講師をしていた専門学校でこの資格の授業を持っていたから更新をし続けたものの、今の仕事には全く使用せず。今回は更新を止めようかと葛藤しながらも申込をしてしまった。私はこれで5回目の更新である(星の数が更新の数。6回以上で認定証のカードの色がブルーになるらしい...ありがたくも無いですな)。

で、何とか締め切りギリギリに在宅受験し、問題と回答を日本印刷技術協会のDTPエキスパートの窓口へ送る。
業界を離れて数年。それだけでかなりのハンデがあることは覚悟していたが、予想以上に苦戦した。そうか~、今はPDFワークフローで画像や図版はInDesignへアプリケーションネイティブ形式で張り込んだりしているのか...。PS運用時代の人間の知識の限界というものを感じ始めている。また、今回は新規受験、更新共に問題の傾向がだいぶ変わったようである(という割には、全体の合格率がさほど悪くないような気がするのは気のせい?)

まぁ、在宅受験なので合格はしました。234点中226点。96.6%の正解率。平均が220点とのことだからまぁマシなんでしょうけど、問題に対する本質的理解(また、それを昔のように誰かに解説して教えるようなレベル)には全く至っておらず、何とも気持ちが悪い感じが残った。

次の更新は...考えちゃうなぁ(って、前回も言った気がするわ)


ACE COMBAT 6 trailer


ACE COMBAT Zero trailer

ACE COMBATはナムコ(現在のバンダイナムコゲームズ)が家庭用ゲーム機向けに発売しているフライトシューティングゲームシリーズである。現在、シリーズはACE COMBAT、2、3、04、5、Zero、X、6(発売順)の8作品が国内で発売されている。04以降は共通した架空世界(だが、モデルとなったであろう実在の国家はうっすら想像できる)がゲームの舞台となっている。現実世界と同じように西暦を用いて年号表記をしており、時間順に表記すると

  • 1995年 ACE COMBAT ZERO(ベルカ戦争)
  • 2004~05年 ACE COMBAT 04(大陸戦争)
  • 2006年 ACE COMBAT 5(環太平洋戦争)
  • 2015~16年 ACE COMBAT 6(エメリア・エストバキア戦争)
  • 2020年 ACE COMBAT X(オーレリア戦争)
となる。世界観がしっかりしているだけにシナリオもかなり練りこまれており、シューティングゲームとしての面白さだけに終始しないところをとても評価している。

上のYouTubeの動画は「非常に出来がいい!」と個人的に絶賛している、販促用のトレーラー動画である。映像も編集も良いのだが、それ以上に良いのが音楽である。ここまで語っておきながら私、このゲームをプレイしたことは一度も無いのである。しかし、Zeroと6のサントラは持っている...。やったことのないゲームのサントラを買うというのは、このシリーズがはじめてである。ちなみにプレイしていないがシナリオもほぼ全て知っている。まぁ、私はシューティングゲームが苦手なのだ。

さて、このブログについているもう一つの単語「MAD」であるが、これはいわゆるMAD動画やMAD画像といわれるアレのことである。既存の動画・音声・画像などを編集、合成して再構築したもので、まぁ厳密に言うと著作権的にはアウトである。ACE COMBATシリーズのMADの場合、上記のような英語版のトレーラーの台詞を置き換えて、全く別な内容にしてしまうというものである。全体的に爆発シーンや荘厳な音楽のおかげで、ACE COMBATのMAD動画は壮大なものになりがちで、感動のあまり涙が出ることすらある(笑)。個人的に良作と思えるものでYouTubeに挙がっているものを2つほど紹介しよう。


「父親達の幼稚園(運動会版)」 ACE COMBAT ZERO OP


「嫁のメシがまずい」 ACE COMBAT ZERO OP

どっちもZeroになってしまったが(YouTubeはZeroの作品の方がおおいなぁ...ニコニコ動画は6の優れたものも多いけど、誰でも見られるって事でとりあえずYouTube作品を)。検索用のフォームに「ACECOMBATMAD」とフレーズを叩き込めば良作の山に襲われることであろう。
音楽・映像・シナリオのなんらかにちょっとでも興味を持った方、ぜひ秀逸な作品達をごらんあれ。

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そろそろE90が発売された2005年から3年以上が経過しようとしている。マイナーチェンジの時期かとは思っていた。他輸入車の動向から判断すれば「ナビの標準搭載」あたりで、価格が少々上がりそうな感じである。車の価格というのはこういうタイミングでないと見直されることは無い。つまり、現在のような、いつまで続くかわからない円高の影響が価格に反映されることは期待できない。とはいえ、この不況は数年単位でしばらく続くであろうという判断が働いたのか、従前のE90にナビゲーションパックを追加するよりは若干安いようである。

マイナーチェンジの情報が明らかになり、新型がディーラーに置かれるようになったので見に行ってみた。まぁ、買えないんですが(苦笑)。
まず全幅が1800mmに見直された。旧モデルで一番外側に出っ張っていたのが(サイドミラーを除けば...一般的にサイドミラーは全幅に含めない)、ドアノブだったのである。これの形状を見直し、15mm横幅が狭まった。とはいえ、E46の1740mmと比較すると相当に大きい。私の家の駐車場はとてつもなく狭いので、これは相変わらず中々苦戦させられそうなサイズだ。E90が発表された際は安全性能を追求した結果のサイズアップと聞いたが、欧州車を中心に車幅拡張があまりに多い。これ以上行くと日本の道路事情に合わなくなるのではないかと危惧している。そろそろ止めるべきだろう。

それ以外の変更点について。
エクステリアで大きく目を引くのはボンネット周りの造形である。BMWのエンブレムに向かって強い2本のラインが見られるようになった。どういうわけかBMWジャパンのサイトではブラックカラー以外の写真ばかりが掲載されていてあまりパッとしない印象が否めないのだが、実際にディーラーで325i Mスポーツパッケージの新型を見せてもらったら、ものすごく格好よくて気絶しそうになった(ここで独身時代ならば帰る時の車が325iになっている可能性もあった...でも、325iはヘッドライトウォッシャーが実装されていないという理由でまだ販売の認可が下りていないらしいけど)。クーペのデザインがすばらしいと感じていた私だが、それに極めて近いものに仕上がっている。旧モデルと新モデルを並べて比較したわけではないので細かい部分まであまり言及できないのが残念だが、かなり引き締まったイメージになったと思う。また、面白いのがウィンカーである。黄色く発光するLEDの集合で構成されるようになった。電球が切れる心配から開放されただけでなく、他車からの視認性も非常に高いといえよう。
インテリアでは、やはりナビの標準化とi-Driveのユーザーインターフェース変更だろう。やはりディスプレイが一体化されているが故の美しさ(国産車はとっくに満たしていることなんだけどね)は認めざる得ない。車体の各種インフォメーションはここから入手することが出来るのはとても安心できる。i-Driveは実際に使用した経験が無いので何ともいえないが、使いやすいという話は正直聞いたことが無かった。慣れは必要かと思うが、必要とされる情報に辿り着くまでのオペレーションが減ったのは紛れも無い事実だと思う。

グレード展開も少々変わった。立場が微妙だった323iは廃止され、325iに統一された。おかげで直列6気筒モデルは\4,870,000から\5,350,000へ約50万のアップ...6発モデルがますます遠のいて涙が出そうだ。ちなみに325iにMスポーツパッケージを付けちゃうと\5,745,000。ギャー!買えるわけが無い。

ディーラーの担当とちょっと雑談をした。実際、今このご時勢でそんなにBMWが売れているものなのかどうか?
新モデル投入直後なので、このモデルが売上にどれだけ貢献してくれるかはまだ見えないものの、やはり昨年の同シーズンと比較すると圧倒的に売れていないという。まずはガソリン価格高騰のショックがあり、その後はこの世界的な不景気である。恐らく本当の富裕層は5や7シリーズを買うだろうから、このセグメントを選ぶ人々が今、収入的に一番厳しい状況にあるのではないかと思う。
「良いものは良い」ということで比較的、景気の影響があっても売れていた3シリーズ。今後の売上にぜひとも注目していきたい。

私が所属している乗馬クラブでは、ちょくちょく色々なイベントを開催している。
馬の鬣でストラップを作るイベントや、じゃがバターを食べまくる(?)会、入会間もないビギナーを中心とした初心者の集いなど。初心者の集いはクラブのスタッフから「ぜひ出てください」といわれていたので、出席することに。その初心者の集いが今日開催される。が、今日は乗馬クラブ主催の念に一度の秋祭りの日でもある。私は初心者の集いと秋祭りは別途開催されるものだと思い乗馬クラブに行ったところ、そのような区別は全くされていなかった。

まだクラブに属している友達が居るわけでもなかったので、「もしかして存在してないかな?」と乗馬クラブのmixiコミュニティを検索してみると...あった。この日に向けて事前にコミュニティに加入し、秋祭りに参加する方々と合流できるように調整していただいた。Aさん、ありがとう。

さて、初心者の集いのつもり(私の中のイメージでは、みんなで食事をするとかそういうイメージ)で行ったので、スーツまでは行かなくても、革靴に、決して運動用としては使わないパンツ、白のブラウスにハーフコート。時計はZENITHのChronomaster Openという姿で向かったものの、乗馬クラブに到着したのはお昼ちょっと前。

「こ、これは...」
会場に付いた途端、食事会とかそういうイメージが全く無いことに気がつく。とりあえず、秋祭りには参加(これは初心者の集いが終わったら参加するつもりだった)。参加費を払ったと同時に、ピンク色のはちまきのようなものを渡される。何だか嫌な予感がよぎる。
クラブに付いたらAさんにメールで連絡。Aさんは朝からクラブに来ていたらしく、馬の洗い場の近くにいた。クラブのスタッフが運営している模擬店でヤキソバをもらい、合流。そこにはAさん、Yさん、Wさんの女性三人。ウハッ、みんな結構かわいいし < またそれですか?

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ジュニアコースの子供たちが馬場でカドリールをしている。それぞれ凝った衣装で、その親御さんと思われる方々が熱心にビデオ撮影している。確かに可愛らしいのだが、自分の子供でもない子を気合を入れて撮影したりすると危ない方だと思われかねないので、遠くから自重して写真を撮ることに。子供とはいえ、圧倒的に高い技術力。やはり何事においても子供のうちの方が吸収力が早い。小学校に入ればジュニア会員になれるようだから、そのときまで息子が馬に興味を持っていたら、クラブに入れてもいいかなぁと思う。

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次はインストラクターのカドリールらしい。ルパン三世キャラクターのコスプレで乗るというものなのだが...峰不二子役の女性インストラクター二人は色気が足り無すぎ(苦笑)。まぁ、乗馬のインストラクターなんかしていたら、自然と痩せてきて峰不二子は無理だろうなぁ...と、他のインストラクターのことを思い出しながらも思う。コスプレしたみなさんが洗い場から馬場へ向かうとき、後ろにいた馬がWさんにちょっかいを出してきた。いつも色々とあげているからか、今日も「ちょうだい、ちょうだい」とねだっている様子。「今日は何も持ってないんだよ~ごめんね~」となだめるWさんが実に素敵。色々な馬と仲良しらしく、「おーい、おーい」と馬が擦り寄ってくる。みんなに好かれているんだね。

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スタッフのカドリールはさすがに見事なもの。でも、銭形のとっつあんは急遽人選が変わったらしく、ちょっと馬が意図したように動かなかったようである。見ていて映えるのはやはり次元だろうか。黒毛の馬がとても似合っていると思う。

この頃、mixiコミュニティの管理人をしているKさんとも合流。細いなぁと思う。というか、太っている人をここで見た記憶がない。自然とやせていくのか(私はちょっと体重多めですから、そうなることを希望)、それとも元々痩せている人がやりたがるのか、どちらなのかはわからない。いずれにしても見た目では痩せているほうが映えると思う。

Kさんを交え話をしていると、
「これから運動会を開始しますので各チームの方は指定された場所に集まってください。」
という放送が!
あのピンクのはちまきは、やはりこういう意味だったか。しかし俺の格好はどうみても運動会的ではない。出来るだけ汚れそうも無い競技に出ようと思う。チームはインストラクター別に分かれていて、私はYインストラクターのチーム。とても長くて綺麗なポニーテールで色白の美人のインストラクターである。直接やり取りしたことは無いのだが、その姿を幾度となく見かけていて
「あぁ、何だか馬に乗っている女性って感じだなぁ」
と思っていた。今後、お世話になる機会もあることでしょう。
競技はドッチボール、バレーボール、クイズ、借り物競争。私は前者二つをパスして、後者二つへ出ることに。ちなみにmixiコミュニティで知り合った皆さんは全員別チームであった。

まずはドッチボール。はっきり言ってみんな本気である。が、やはりやりなれている小学生がとても強い。俺は20年くらいやってないような気がする。とてもこのような動きは無理というものである。こちら、わがチームは初戦敗退。
そしてバレーボール。これは今もバレーをやっているようなちょっと若めの奥さんたちの気合に圧倒されそうな雰囲気である。私たちのチームに居た50代後半くらいであろう長身の男性がちょっと信じがたいほど上手で、こちらは優勝した。
クイズは「そんな問題わかんねぇよ!」というようなものばかりが出題される。結構外しまくって最下位。
最後の借り物競争は、ある馬の馬装用具を探して人に乗せていくというもの。厩舎まで走るスピードは他の方々に全く負けないが(足は速い)ビギナークラスの私は常に馬装されているまたは、馬装用具がすでに準備されている状況から馬に装着させているため、厩舎内のどこにあるのかがわからず、ちょっと時間を食ってしまう。走るだけならぶっちぎりなんだけどねぇ...。

まぁ、そんな結果で私たちのチームは下から2番目というなかなか厳しい結果で終了。しかし寒かった。模擬店で振舞われた豚汁(実はこの前日の我が家のメニューも豚汁で、遠慮していたのだがそれどこではなかった)の温かさが身にしみる。

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最後はインストラクターではない、普段は乗馬クラブの受け付けや事務をしている方々のカドリールを見る。...インストラクターよりうまいと思ったのは私だけだろうか?ここのクラブでインストラクターと言う形で仕事をしていない人も、馬が好きって気持ちがあって働いているんだなぁ...としみじみ思う。しかし、この方々はいつ乗っているのだろう?早朝にでも練習していたのだろうか?


このあと、Yさんの彼であるSさんも合流。クラブのイベントで集まった後に食事をしたりカラオケに行ったりするのが毎度の恒例となっているらしい。今回は乗馬クラブの近くにあるRound1(初めて入りました...)でカラオケ。普通、初対面の相手とカラオケ行くか...?と思われるかもしれないが、全く動じない俺(動じろよ?)。前回の残業以来だから三か月ぶりか?
相変わらず高い声が出ない。音程がぶれる。歌い続けていないとこうも劣化するか...と、また残念感たくさん。そして新曲はほとんど知らず。意外と古い曲が入ったおかげで、しっかり3時間楽しませていただきました。個人的にはWさんはうまいなぁと思った。安定している。

またこうしたイベントがあったら一緒に楽しみたいものです。皆さん、お疲れ様でした。

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もうすぐ忘年会シーズン。「二次会や三次会を電車の中でやるな!」って感じでいいのか?
ちなみに、地下鉄でこういう状況下に遭遇した経験はなし。しかし、遠距離通勤者が利用する宇都宮線、高崎線、常磐線などでは割と見かけられる光景。どちらかといえば、この看板のような若者よりも、その様子を見ているおじさんくらいの年代の人に多いような気がするが?
今は少なくなった、4人座れるボックス席。ここにおっさん達が集結したら大変だ。もう宴会が始まらないわけがないという状況。しかしほとんどの座席が横一列となった今、宴会の場所はグリーン車へと移った。座席を回転させて4人席を作り、そこで宴会である。
私も歳をとったせいか、グリーン車ならば飲食(アルコールを含む)が平気になってしまった。実際、ちょっと辛い仕事があった日の帰りはビールなどを買って飲んでしまう。迷惑なのはうるさいこと。頭痛で辛いときや、夜景をぼ~っと眺めながら考え事をしているとき、ヘッドホンをしていても聞こえてくるおっさんの声。

これから年末にかけて、ますます増えるのでしょうか?

今日も日曜の夕方に馬装講習付きのビギナーレッスンを受ける。今日の馬はギャラリエという馬。女の子らしい。自分が乗る馬の名前は乗馬クラブ受付周辺のディスプレイに表示される仕組みになっており、これを事前に見てなんという馬なのかを覚えておく。
今回のインストラクターもUさん。Uさんかわいいけど、別にUさん目当てでこの時間を狙っているわけではなく、確実に予定があいているのがこの時間だからというのが1番の理由である。2番目がUさんって感じ(笑)。

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通常は騎乗する馬に馬装をするのだが、今回はなぜか「馬装だけはシナモンでやってください」と言われる。上の写真の馬が「シナモン」である。はて?と思いながらいつもの如く慣れない手つきで不器用に馬装を行う。シナモンごめんね~。

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そして、洗い場の一番馬場に近いゲートに1頭、黒くてやたらに顔と足が大きな馬がいる。そう、この馬が「ギャラリエ」である。とにかくでかい。そしてパワーもある。首をよく上下させるのだが、手綱がとられてしまいそうになる。そして振動も大きい。だが、意思の伝達は比較的しやすいのだが、馬場を走るときに内側に入る傾向があるようで、出来るだけ外に行くように動きを制し、走る。走りながら柵などを蹴り倒してくれる(苦笑)。サポートしてくれているインストラクターに「すいませ~ん」と謝りながら走る。手綱を掴む手の力が、他の馬の時よりも強くなる。きっと明日か明後日は腕が筋肉痛になっていることだろう。

参加頭数が6頭と比較的少なかったため、割と距離は走ることが出来たと思う。あまり力んでいては本当はいけないのだろうが、何せ体を持っていかれそうになるから力んでしまう。今日は本当によく運動したと思う。

開口部を完璧に閉ざされたダッソー家で、厳重に施錠され、監視下にあった部屋で滞在客の死体が発見される。現場に遺されていたナチス親衛隊の短剣と死体の謎を追ううちに三十年前の三重密室殺人事件が浮かび上がる。現象学的本質直感によって密室ばかりか、その背後の「死の哲学」の謎をも解き明かしていく矢吹駆。二十世紀最高のミステリー。

amazon.co.jp 本書紹介文より


良くわからない超人的な日本人青年「矢吹駆」が活躍する推理小説の4作目。ちなみに私は他の作品を全く読んでいません(笑)。そういう関係上なのか、この矢吹駆という人物がどうも好きになれず。常人の理解を超えた推理をして一人納得するようなヒーローが活躍するよりも、読者と同じような視点で迷い、戸惑うようなキャラクターを愛してしまう私向きではなかったのかもしれない。矢吹駆をヒーロー的に扱うためか、他の登場人物による推理があまりに稚拙というか無理やりで何だか苦しくなってきてしまう。

そんな私がこの小説に興味を持ったのは、作品の登場人物の中に「マルティン・ハルバッハ」という人物が居ること。彼の主な著書は「実存と時間」(笑)。もうおわかりでしょう。ハルバッハのモデルは「マルティン・ハイデガー」。ハイデガーの代表的書籍といえば「存在と時間」。そしてこの本の中で「実存」というものに現象学の手法を使って近づいている。ハイデガーによる「存在への問い」は、私の「自己の存在」に対する考え方に非常に影響を与えてくれた。

もちろん、ハルバッハがハイデガーの主張と全く同じなわけではない。それは物語を読み進めるにつれて明らかになっていく。

人間を生存本能の奴隷以上のものたらしめるのは、避けることの出来ない死の可能性を凝視し、その運命を先取りし、あえて宿命に忠実であろうとする実存的な意志である。

第一次大戦の経験がもたらした死の無意味性から、何とか意味ある死を救出しようとして、ハルバッハは死の哲学を考案した。それなのに彼の哲学は、さらに大量な無意味な死に帰結したんだ。

ハルバッハは、死を先駆し意味あるものと見据えよと「死の哲学」を提唱する。この考えが物語全体に横たわっている。私は本書を読んだ後もこのハルバッハの考えには結構肯定的である。英雄的な死、特権的な死。しかしそれを望み叶えても、その知覚を最も望んでいるであろう本人はこの世に存在しない。それでも見極めたい、平凡なまま死にたくはないと夢想する。

画然とした死ではない曖昧な死。人生の意味を残らず、一瞬にして照らし出すような特権的な死ではない、たんに人間を廃棄物に転化するに過ぎないような死。だらしのない、惨めきわまりない死。それを見すえ、その事態を心から承認し、それを肯定できないとしたら、人間は自分を肯定することなんかできはしない。

そして第二次世界大戦。近代兵器による大量殺戮による死。ホロコーストによる大量の死。それらを目の当たりにし、ハルバッハ自身も死の哲学という考えから怯む。結果として本書では特権的な死というものを否定している。
しかし、何をしても空虚であるというニヒリズム漬け状態の私には中々響かない意見だ。人が生きられる時間は実にわずかなものであり、その人が存在したことが明らかになっている期間とて、わずかなものなのだ。私は死を先駆するということを考えると、三島由紀夫のことを思い出さずにはいられない。確かに三島由紀夫なる人物の存在を知る人は、他の名も知れぬ人の存在を知るものよりも多く、その時間も期間も長かろう。だがその長さとて、地球や宇宙という規模の時間の中ではわずかなものである。
それでも特権的な死を私は求めてしまう。平凡な世の中から離れたいと思い、自分の死がどのようにあるべきかを考えてしまう。考えたところで、それが実現できないのだが。

自殺者はその行為によって、最終的な自由に他ならない私の死を得ようとしながら、それに失敗する。死んだのはもはや私ではない。

そう...そうなんだけどね。


訴えかけるものが納得できるかどうかは別として、展開は非常に面白く、30年前の密室殺人との相似性などとても面白く読むことができた。あるときはモガール警視の視点で、あるときはナディアの視点で、そして30年前のヴェルナーの視点で...いろいろな視点から状況は語られる。立場が異なればその言葉も異なる。こうした書かれ方が私はとても好きだ。

この本において一番問題なのは本の厚さかも。4.5cmの厚さがあり、読み終えるまでに相当な時間を要した。持ち運びもわりと大変(笑)。まぁ、それだけの甲斐はあったと思うが。

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