同窓会と言っても、クラス単位で集まるような大きな規模のものではなく、私が20代過ぎてから出会って連絡のつく人たちを集めて、福島駅周辺で飲んだ。
メンバーは5名。中学校時代の恩師Y先生、いつも福島に帰れば遊んでいるF士君、夏に岩手まで会いに行ったFちゃん、偶然にも私の結婚式の担当をしてくれたOさんと私。
店は梅酒が好きだというFちゃんのリクエストに応えて『歩歩歩(「さんぽ」と読みます)』という、梅酒が充実している店へ。福島をよく知るOさんから教えてもらった店だ。
例えばFちゃんとOさんは中学時代に同じクラスだったのだが、今現在の彼女達には直接接点が無かった。Y先生とFちゃん、Oさんもそんな感じで「昔仲良くしていたけど、今では連絡を取るすべがない」という感じ。だから集まってもらったもすぐに打ち解けることができたように思う。Fちゃんは参加が危ぶまれていたが、何とかこれることになり、大変うれしかった。Oさんに会うのは結婚式以来だから4年半ぶりの再会。相変わらず美人なままなのだが、あまり男性との縁がないと言っている。福島の男達の目は節穴か?と思いたくなった。実年齢よりも相当若く見える。Fちゃんもそんな感じである。一気に老け込んだのはやはり私であろうか。F士君は頭髪がやばくなってきたら、きっと俺に追いつく...いや、追い越すかもしれない(笑)
Y先生は今では小学校の校長先生。小学校校長の名刺など貰ったことが無かったので、1枚だけY先生が持っていた名刺を交換する。免許センターで交通安全協会(?)が配布している免許証入れが名刺入れを兼ねていた。私は思わず「先生、それは社会人的にいけませんぜ」と言い、お互いに笑ってしまった。
途中、Y先生は掛け持ちで他の同窓会に1~2時間ほど出席するために中抜けする。私たちがしていたのは、中学校時代の「誰がどうした?」といったような噂話。私は中学校の卒業とともに宮城県の学校に通っていた&就職して東京に行ってしまったために情報に疎く、F士君は福島にずっといるもののそれほど社交的な人ではなく、Fちゃんはその後はひたすらにスポーツへ打ち込んだり、結婚して岩手に行ってしまったために情報がさほどない。そうなるとネタを最も持っているのはOさんになる。
ブログにも残っていないので振り返りようがないのだが、知っている人が知っている人に伝えるという方法で、何年か前に中学校の学年全体の同窓会を行ったことがある。といっても私はそこには出席しなかった...というか、出席できなかったという言い方のほうが正しい。同窓会当日に私は帰省しており、その日に限って大雪で大渋滞にあっていた。同窓会の開始時間に郡山にたという状態で、とても間に合うような状況ではなかったのである。その幹事が二次会や三次会も主催していたのだが、私はその幹事が嫌いで(いかにも優等生という感じが昔から鼻について仕方がなかったのだ。今でもそういうキャラらしいが。)そういうところにまで出席する気にはとてもなれなかったのである。とばっちりを食らったのは、私が誘ったF士君である。非常に居辛い席に長らく一人にさせてしまった。お詫びをこめて、二件目では福島でおなじみのバー『木馬館』でくだを巻いていた記憶がある。その日、Oさんは仕事で遅れていたために二次会か三次会から合流したらしい。当然、私たちはいないわけで、Oさん的には「お~い、どこだ~?」という状況だったという。まったく悪いことをした。
Fちゃんはこのお誘いが来たそうだが、都合が悪かったのか、それとも意図的に辞退したのか、出席はしなかったそうである。
Oさんは結婚式場なども備えるホテルで働いている。そこで結婚式をした人(私など)であれば、もちろん把握はしているため「誰が結婚した」というような情報は豊富である。そういう様子を見て、彼女自身が少し結婚に対して焦っているらしい。でも大丈夫。今のいい女は30代からだと思うぞ~、本当に。
そんな他愛のない話をしていると、Y先生が帰ってきた。私たちが中学校を卒業すると同時にY先生は他の中学校に異動となった。その中学校では女子卓球部の顧問をしており、その子達との飲み会だったという。学年的には1~2年下くらいだろうか?
「どうせならご一緒に飲んでもいいんですよ、先生」
と、下心見え見えの発言をとりあえずしてみる。まぁ、お約束である。
そんな話をしているうちに、時刻が22:00になろうとしていた。子供を実家に預けているFちゃんはそろそろ帰らなくてはならない時間である。『歩歩歩』から出て、みんなでFちゃんを駅まで送ることにした。彼女は阿武隈急行線で帰るという。
いろいろと忙しい中(結構無理してくれたんだろうなぁ...)来てくれてありがとう。また今年中にあなたのお顔を拝見するのは難しいかなぁと半ばあきらめかけていたので、とてもうれしかった。
Oさんはバス通勤。終バスがもうすぐ出るということで、バス停周辺まで彼女を送っていく。本当にいい女だなぁと思う(気が多すぎですか?)。また、こっちに来たときには一緒に飲み、そして同窓会のようなイベントをするときにはできる限りの協力は惜しまないつもりである。どれだけ役に立てるかわからないが、一声かけてもらえれば何かはします。
さて、ここでY先生、F士君、私とジェントルメン(笑)3人が残った。以前、F士君の結婚式の際に聞いていた「ピアノの生演奏が聞けるY先生とっておきのバー」を紹介いただくことにした。福島市内でもっとも風俗店の客引きが多いと思われる東北電力近くの交差点を過ぎ、たどりつたビルの3Fにその店はあった。店の名前はemu(エミュー)。オーストラリアに生息する、首が長くて走るのが速い、飛べない鳥である。「なぜemuなのか...?」誰しもが感じる疑問かと思うのだが、これは店のマスターのなまえ「ゆみえ」さんの名前からとったものらしい。「yumie」のyとiを除いて逆から読むと「emu」。
さて、まず店に入って驚いたのは、ウィスキー原酒が入っている樽が4つもあることであった。福島にこれほどの品揃えの店があるとは...うむむ、侮れぬ!すべては覚えていないのだが、ダルモア、ボウモア...あと二つはなんだったかなぁ<酔ってる。こりゃ、大宮の『FRESCO』超えちゃうなぁ...。他にもいろいろなお酒が宝の山のように並んでいる。すごい店を教えてもらったものである。
運よく、今日はピアノも生演奏の日。もちろんリクエストさせてもらった。ピアノだからなぁ...ビル・エヴァンス版の「枯葉」を私はリクエスト。Y先生とF士君もクラシックの曲を。特にリクエストが入っていないときにはJazzが多いのだが、こちらの心のリクエストに答えてくれているのか、「A列車で行こう」や、「クレオパトラの夢」などを弾いてくれる。「いつか王子様が...」はビル・エヴァンスをリクエストした私を意識してくれたのかなぁと、うれしくなった。
バーテンダーはみな女性。する仕事はかっこいいのだが、しゃべると福島弁バリバリである(苦笑)。そのギャップがなんとも面白い。
バーの営業、今年は本日まで。24:00で店もおしまいであった。名残惜しい思いを残しつつも、店を去った。また来ようと思う。
父からタクシー券をもらっていたのでタクシーで帰ろうかとも思ったのだが、F士君の奥様がなんと迎えに来てくれ、しかもうちまで送ってくれた。なんとありがたいことか。いつもすいません。
そしてF士君はあさって、我が家に再び現れ、正月恒例の宴会に出席してもらうこととなる。これが我が家の正月というもので、彼は半ば親戚のようなものである。