先日、またニッカの『鶴』をかなり安く落札したのだが、やっぱりこの酒は日常的に飲むには贅沢すぎる。やっぱりそれなりの日に、自分ひとりではなくみんなで飲みたい。というわけで、ロックで飲む常飲用としてSUNTORY ROYALを落札。山崎蒸留所のパンチョン樽原酒と白州蒸留所の竹炭ろ過原酒をキーモルトとしたブレンデッドウィスキーである。
ROYALというと四角い形のボトルを連想するのだが、こちらはバーなどでスペースを無駄にとらないよう工夫されたスリムボトル。内容量も40mlほど少ない。そのことを知らずに落札して、届いたものを見てちょっぴりがっかり。そんなに安い落札とはいえなかったかもしれない。
だが、おいしさは変わらない。スムースで香りが柔らかく上品。悪く言えば癖が無さ過ぎる。あまりこれを「嫌い」というウィスキー飲みは少ないのではないかと思う。どんな食べ物でも合うので、夕飯のおかずをつまみながらロックで飲んでいる。ソーダ水で割って飲むのはCanadianClubで十分。ROYALではもったいないのです(貧乏性...)。
SUNTORYのサイトには全く記述がないのだが、サントリー山崎蒸留所を実質的に起こしたのは、ニッカの創業者である竹鶴政孝である。
だが山崎という地を選ぶにあたって、竹鶴は反対をしたという。彼がウィスキー作りの修行に行っていたスコットランドに比べて、緯度が低すぎることが原因だった。彼がSUNTORY(当時の寿屋)を退社し、ニッカを興して北海道の余市に蒸留所を建てた。この地こそ「日本で本格的なスコッチウィスキーを作る」という竹鶴の理想を充たす場所だったのだろう。山崎蒸留所は良い水に恵まれているためおいしいのだが、どうも上品過ぎる感じがする。その反面、余市はある意味癖があり、パンチが効いてる。一度はまるとやめられなくなる味である。


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