時計もオーバーホールから帰ってきたことですし、まだ点数評価もしていなかったので、これを機会にしてみようと思う。
時計のスペック等はこちらを参照のこと。
- デザイン 16/20pt
LVMH傘下になる前のZENITHのデザインは野暮ったくてダサいと感じる人が少なからず居るのだが(特にLVMH傘下後のZENITHの時計を使われている方など)、このRainbow Flybackのデザインは視認性が高く、各針の役割がわかりやすくて非常に良いと思う。ONで使用するのは抵抗があるが、OFFで使用するにはいいデザインだと思う。Rainbow Flybackにはカラーダイヤルではないモデルもあるので、ONでも使いたいのならば、そちらを選ぶことをお奨めする。 - ムーブメント 14/15pt
やはり、El Primeroのハイビート振動はいい。このモデルは比較的「チッチッチッ」という機械式ならではの音が比較的大きく、耳に近づけるだけでその音を十分に堪能できる。クロノグラフをONにした際のクロノ針の動きは、スプリングドライブにはかなわないにしても、かなりのスムース運針である。精度、パワーリザーブについても全く問題ないレベルである。 - 機能 13/15pt
フライバック機構付きの3カウンタークロノグラフで、テレメーターが見返し部分に付いている。クロノグラフの駆動、停止、リセット、フライバックともにプッシュボタンを押したときの感触が、所持しているクロノグラフの中、最も優れていると思う。両回転ベゼルを装備。クイックチェンジ機構付き日付、100m防水(ねじ込みしきリューズではない)。クロノグラフ機構を持つ時計としては十分な機能を持っていると思う。 - 視認性 14/15pt針が多いが、色を変えるなどの工夫をしているので意外と時間は読み取りやすい。特に時分針は根元が文字盤と同色にされており、インダイヤルの視認性を高めている。また、インデックスの数字以外にも積算計などのインダイアルにも夜光が塗られており、暗所でも積算計を確認できる数少ないモデルである(私の所持しているものはだいぶトリチウム夜光が弱ってきているが)。さらに、風防の両面に無反射コーティングがされており、反射によって時間が読みづらくなることも無い。
- 装着感 13/15pt
流行した(している?)デカ厚時計と同等の機能を持ちながらも、直径を40mm、重量140gに抑えられているというのは、最近そうしたモデルが少ないだけにより貴重に感じられる(正直、使ってはいるもののBREITLING ChronomatやZENITH Chronomasterは、私の腕には少々大きいと思っています)。ブレスが少々細くて安っぽいが、着け心地では文句なし。ケースバックもステンレススティールで感触は上々である。 - 価格 19/20pt
このモデルは幾たびか価格変更がされているが、1997年登場当時の価格38万円という破格の価格であった。その価格でこの機能。現在のZENITHはとても無理だろうし、他のブランドを見回しても、そんなことをやってくれそうなところは見つかりそうも無い。販売中止までに20万円も値上がりしてしまったことは大変残念である
さて、私的には否定する要素がほとんど無いので大絶賛。合計89点。今まで評価した時計の中で最も高得点を記録。
細かいところを突っ込むと、防水性に心配がある。クロノグラフのプッシュボタンはいいが、リュウズがねじ込み式ではないのでどうも信じがたい。自動巻なのだからさほどリュウズを解くこともないと思う。この点のみが少々不満である。



