去年もやりましたが、今年もやります。
但し、今年は昨日の記事にも書いたとおり、私が猛烈に欲しいと思える新作はほとんど無かったのである。
その中でも「一応、このモデルはそこそこいいかなぁ...買わないけど」というレベルのものを5つほど紹介してみようと思う。
- PANERAI Luminor 1950 Marina 3days Automatic 44mm, Steel

自社ムーブメントを搭載し、高い防水性能とロングパワーリザーブ、高い視認性を誇る本モデルは、PANERAIを購入したいけど予算が...というユーザーには福音であろう。- ケース径:44mm
- ステンレススチールケース・ブレス
- ムーブメント Cal.9000(自社製)
毎時28,800振動
3日間パワーリザーブ(ツインバレル採用)
日付表示 - 防水性能:300m
- 予価:808,500円(税込)
カーフストラップモデルは682,500円(税込)
- BREITLING Chronomat B01

こちらも新開発の自社製ムーブメント Breitling 01を搭載したクロノグラフ。自社製クロノグラフとしてはかなり安価ではあるが、まだ利用者の声を聞いていないので、もろ手を挙げて喜ぶことは出来ない。そのあたりはこれからの評判を聞いて判断したい。以前からケースやブレスの出来はいいので、それがきっちり継承されているとは思う。ただ、現行Chronomatよりも厚みが増したのはいかがなものか?- ケース径:43.5mm
- ケース厚:17.1mm
- ステンレススチールケース・ブレス
- 防水性能:500m
- ムーブメント Cal.B01(自社製)
振動数:28,800A/h
パワーリザーブ:70時間
クロノグラフ
日付表示 - ねじ込み式リューズ・プッシュボタン
- ラチェット式逆回転防止ベゼル
- 予価:798,000円(税込)
- ULYSSE NARDIN Executive DualTime

ベゼルにブラックのセラミックを採用。傷からケースを守り、いつまでも美しく輝き続ける。GMT時間は9時方向の数字で表示される。1時間ごとに先送り・逆送りさせる機能あり。6時方向にスモールセコンドを配し、クラシカルな印象を持たせつつも、文字盤やインデックスがモダンな雰囲気を与えてくれる。- ケース径:43mm
- ステンレススティールもしくは18Kレッドゴールドケース
- アリゲーターもしくはラバーストラップ
- ムーブメント:Cal.UN-24
自動巻き
振動数;28,800A/h
パワーリザーブ:43時間 - 防水性能:100m
- 9時位置にセカンドタイムクイックセッティングホームタイム表示
- 2時位置にダブルウィンドウ・ビッグデイト表示
- 6時位置にラージサイズのスモールセコンド
- 価格:892,500円(SS+アリゲーターストラップ)
- Longines Flagship Heritage Chronograph

厳密にはバーゼルフェアより前にリリースされたのだが、3/3からの発売なのでここに含めてもいいかな?金無垢ケースに30分積算計付きのクロノグラフ。シックかつあまり大ぶりではないデザインは、ドレスシーンで基本は使わないクロノグラフでも許されてしまうのではないか?18KYGケースで598,500円(税込)とコストパフォーマンスも非常に高い。- ケース径:37.8mm
- 18KYGケース
- ムーブメント:自動巻 Cal.L651(ETA 2894/1)
振動数:28,800 A/h
パワーリザーブ:42時間
37石 - 帆船をデザインした七宝焼エンブレム付裏蓋
- ロジウムプレートダイヤル
- 楔形アップライトインデックス
- アリゲーターストラップ
- 防水性能:30m防水
- 日付表示付き
- クロノグラフ(60秒計・30分計)
- 価格:598,000(税込)
- GLASHÜTTE ORIGINAL Senator Chronometer

6時位置のスモールセコンドのデザインと青焼きされた美しい形状の針、ビックデイトにパワーリザーブメーターが入りながらも、クラシカルな雰囲気を全く損なうことが無い。さらにシースルーバックで、手巻きであるから美しい地板と、ちらネジ付きテンプ(ロービートのちらねじは見たことがあるが、ハイビートモデルでは見たことが無い。古い方法ではあるが、現代となってはそれがまた新鮮に思える)とそれを支える手作業で彫金されたブリッジ。さらにスワンネック型緩急調整装置針を採用。ムーブメントだけでも惚れ惚れするようなデザインだ。価格以外は文句のつけようが無い。非常に私好みのデザイン。色々と時計を見てきても、このような基本的なデザインへ回帰したくなるのは何故だろうか。機能も充実しており、特に時刻調節機能が秀逸だ。リューズを引くと、レバーやカムの動きを介して、ブレーキスプリングがテンプを停止させる。と同時に、秒針はゼロ位置に帰零。さらに分針は目盛の間で止まらず、必ず隣の目盛に送られる。いつも分針と秒針の調整がうまくいかないと悩んでいる私にはとても魅力的な機能に思えるし、これだけの調整ができてこそ、ドイツ・グラスヒュッテ天文台から公認されたクロノメーターが生きてくるというものだろう。まぁ、私が買える価格ではないのだが...
- ケース径:42mm
- ケース厚:12.3mm
- 18Kホワイトゴールドケース
または18Kローズゴールド - ムーブメント 自社製Cal.58-01 手巻き
振動数:28,800 A/h
パワーリザーブ:48時間 - 12時方向にパワーリザーブメーター
- 3時方向にクイックチェンジ機構付きビックデイト
- 防水性能:5気圧防水
- 予価:3,549,000円
某時計誌では「盛況であった」と評されていたが、どうもまだ本気を出し切っていない、場つなぎ的プロダクトばかりだったように私は思えた。現在、時計(特に高級時計)は嗜好品の類に含まれる。生活が成り立った上での嗜好品は購入されるわけで、生活自体が不安定になりつつある現状では、時計市場には逆風に煽られているように思う。グランドコンプリケーション、トゥールビヨンといった「嗜好品中の嗜好品」ブームは過ぎ去り、実用的なプチコンプリケーションレベルか、そうしたものを過剰に乗せていない、現実を見据えた実用的な商品がより充実してくるのではないかと考えている。ROLEXの攻勢など、その序曲なのではないだろうか(といいつつ、ROLEXには気に入ったモデルが1つもなかったので、ランクインさせてないけれど)。


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