ambassador:大使、施設
本来はこういった意味の用語なのだが、最近は使われ方が異なってきている。
宝飾品やバックのメーカーが、そのメーカーブランドの方向性と合致する有名人と契約し、広告のキャラクターとなったり、主催イベントなどに出席したりする。
私は時計以外のブランド物には疎いのであまり語ることが出来ないが、例えば
- TAG HEUER
"Leonardo DiCaprio" Carreraシリーズ
"Tiger Woods" Linkシリーズ
"Maria Sharapova" F1 Ladies
"Shah Rukh Khan" Aquaracer
"Kimi Raikkonen" Carrera Racing & Formula 1
"Lewis Hamilton" Formula 1
"Steve McQueen" Carrera - OMEGA
"Cindy Crawford" Constellation
"Nicole Kidman" Constellation
"Ellen MacArthur" Seamaster Aqua Terra
"Michelle Wie" Speedmaster Automatic
"Zhang Ziyi" Constellation
"Abhishek Bachchan" Seamaster Aqua Terra
"Dean Barker" Seamaster NZL-32 Chrono
"James Bond" Seamaster 300 M
"Captain Eugene" Speedmaster Reduced
"George Clooney" Seamaster Aqua Terra Chronometer
"Sergio Garcia" Constellation Double Eagle Chrono
"Michael Phelps" Seamaster Planet ocean
"Alexander Popov" Seamaster 300 M Chrono Diver
"Michael Schumacher" Speedmaster Date
特にOMEGAとTAG HEUERは贅沢にも「ブランド全体」ではなく(そういうアンバサダーも居るが)、腕時計モデルごとに用意するほどアンバサダーを重視している。Chronographのスポーティなイメージからはレーサーを、ダイビングウォッチには有名なスイマーを、高級路線にはイメージを損なわない俳優を、プロフェッショナルのための道具にはスパイ(笑)を。
OMEGA、TAG HEUERは特別高級な時計ブランドと言うわけではない。高級時計の普及価格帯モデルだが、実際は数十万の出費になるし、同じことを(さらに高い精度で)安価に行うことが出来るプロダクトはごまんとある。そうした商品におけるイメージコントロールは非常に重要である。機械式時計を高い金払って買うという行為、それは「感動」を買うことと同等である。アンバサダーは感動を演出上で大きな役割を担っている。
このようにアンバサダーを持つことが出来るのは、普及価格帯の時計が限界である。同じ価格帯になるROLEXは、アンバサダーを使用していない。既に確固たるブランドイメージを、商品や市場を通じて伝えることが出来ているからであろう。実際、OMEGA、TAG HEUERくらい売れていないとアンバサダーはもてないだろう。
だから、ZENITH CEOだったThierry NatafやHublot CEOのJean-Claude Biver(BLANCPAINの再興に尽力するなど、時計会の有名人)は、自らがアンバサダーのような姿勢をとった。プロダクト価格が100万オーバーをほとんど超えるようなフィールドでは、アンバサダーを常時置くことが出来ない。幸いにもこの二人はそうした役割に応じることができる懐の深さがある。
しかし、いつの間にかZENITHのCEOは変わってしまった。この交代劇には何があったのか、情報が不足しており私も良くわからないのである。
明日は、新CEO Jean-Frederic Dufour氏を紹介したい。


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