メディアの最近のブログ記事

亡くなったと聞いて、大変驚いた。しかも孤独死で死後3日経過した後に発見されたそうではないか...。まだ62歳だというのに。
自分が物心付いた頃にはとっくに女優として活躍していて、どんな時代でも「本当にきれいな女優」と思い続けていた。最近、姿を見る機会が少なかったのはギラン・バレー症候群(ゴルゴ13ではじめてこの病気の存在を知った)だったとは。

色々な映画やテレビ番組に出演されていたが、私の中ではサントリーレッド&オールドのCMが忘れられない。「すこし愛して、なが~く愛して」のキャッチコピーが有名なアレである。大原さんとのめるなら、レッドでも響のような味になっちゃうんじゃないかな~。

大女優でありながらも、バラエティ番組に出演して面白いことをしっかりとしてくれる驕らない姿、自分自身でしていたという母親の介護。中々、こういう立場にある方には難しく、選択しがたいことなのではないかと思う。
何で素敵な方から先に亡くなってしまうのかなぁ...最近、良くそんなことを思います。ご冥福をお祈りいたします。

Brandnew JでJ-Waveの番組をお聞きの世界中の方には全く縁の無い話で申し訳ないのだが、
東京を中心としたFMラジオ局J-Waveで0:00~0:30にかけて放送されている番組である。
私はベッドに入るとともにこの番組を聴いている。番組が終わる前、途中で寝てしまうことも度々ある。(逆に好きなバンドだったりすると目が冴えてしまうほど興奮することもあるが)

この番組では主にJazz系のライブ録音を放送している。それも新旧様々である。30分という短い時間だがCD化されていない音源もあったりするし、
 「あぁ、この曲はこの人たちの曲だったんだ!」
という発見があったりして、知らないライブパフォーマーの曲だからとはいえ中々侮れないものである。
オフィシャルサイトはこちら。放送時に聞き取れなかったアーティスト名や曲も確認できる。便利なサイトである。


完全ボランティアで人の車を洗うと感謝されるのか?
(2009年01月17日 17時00分)


またまたバカ動画の報告。
GyaOドレンドで公開されている、バカな創作ニュースと突撃リポートなどで笑わせてくれるWeekly Tanaka News(以下WTN)。Tanaka 502という何者かわからない(少なくともニュースキャスターではない。噛み噛みである)男がキャスターを務める。いったい彼は何者なのだろうか?これが趣味の一環として行われているのならば大したやつだ。「才能の無駄遣い」50%、「作者は病気」50%というところだろうか。だが、そんな奴を俺は好きなのである。

ちなみに、結構シモネタ多めです。その辺りは御覚悟を。


20090128.jpg
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ちょっと前に紹介したネット番組『江頭2:50のpppするぞ!』。番組のサイトではバックナンバーが数回分視聴できるようになっている。
(ずっとアーカイブ化してほしいんだけどねぇ)

仕事をしたり、普通に生活しているだけでもイライラが募ったり、凹んだりするものだが、この番組を見ると随分と癒されるのである。
「あ~、もう俺の今日のミスなんてくだらねぇなぁ。おっ、今日もエガちゃん面白いねぇ」
という具合に、いい感じに癒される。

江頭2:50が如何にすごい男かという件について、以前記事にしたことがある。彼はバカじゃない。心から目の前に居る人たちを笑わせたい。笑わせて幸せにしたいという気持ちを人一倍持っている。私は彼の根底にあるそうした考えにとても共感を覚える。だからなのだろうか?どんな番組を見るよりも、癒されるのである。

今日見たのは、2008/08/07分。初めからいきなり面白い。大川興業の刑務所慰問の話と佐渡のジェンキンスさんの永住権獲得の話。そして収録当日はアシスタント役の早川さんの誕生日とのことで、早川さんにいい男が出来るようにと恋愛のハウツー本をエガちゃんはプレゼント。その後の早川弄りはかなり面白かった。あれだけ可愛い(その上、珍獣で大変面白い)のに男が居ないわけが無いと思っているのだが、本当に居ないのか?今日気が付いたのだが、早川さんは私と同級生だったんだねぇ。

この回、ぐっときたのは心男女のコーナー。いつものようにいい加減な悩みではなく、相談内容があまりにも真剣だった。
かわいらしそうな女性の相談者だったので、いつものようにエガちゃん弄りまくるかと思いきや、相談内容があまりにリアルで相談者も相当参っている様子。いつものノリで行けないので(がんばってはいたけど)結構参っているエガちゃん。珍しいことに、早川さんと同意見の(方法は別にしてもw)回答となった。相談内容に興味があったら、ぜひとも番組を見てほしい。優しいなぁ、エガちゃん。


本当に毎週やってほしいと心から願っているのだが、基本は隔週で、ずれる場合も多々ある。
実は一番新しい1回分だけは見ずに残している。新しいのが追加されたら、前の1回を見る。何でこんなことをしているかというと、本当に凹みまくったときの頓服用が最新のpppなのである。「この1回を見てしまうと、次に辛いことがあった時、乗り越えられないのではないか?」という一抹の不安があるのである。そんなにひどい一件が無かった集は、新しいpppを残し、バックナンバーを期待しつつ見るのである。

ところで今日はDVD『江頭2:50のピーピーピーするぞ! 始末書覚悟の逆修正バージョン』の発売日。もちろん、買いますよ~。買って、夏休みはこれで大笑いの予定である。

実は私は、ありとあらゆるスポーツが苦手であり、することはもちろん、観戦することにも全く興味が無い(唯一あるのはモータースポーツ位か?)。だから、世間話としてこの手のスポーツネタを振られることは、私にとっては猛烈な苦痛なのである。少なくとも、オリンピックの時期は、付き合いで出席しなくてはならない飲みはできるだけキャンセルしようと思っている。
ニュースを見ていてもスポーツコーナーがはじまったらチャンネルを変えるし(さらにいえば、スポーツ担当キャスターのはしゃぎっぷりや、まるで自分が優勝したかのように喜ぶのが見ていられない)、当然のごとくスポーツ新聞などは読む気にもならない。
比較的、事実を淡々と報道してくれるNHKのニュースばかり見ているのだが、それでも21:00のニュースではかなりはしゃいでいて(メインキャスターも元スポーツキャスターのため、うるさい)何だか見るのがきつくなってきた。

あと一ヶ月ばかりでオリンピックが開催される。電機メーカーはここぞとばかりに大型テレビとブルーレイやHDDレコーダーの新モデルを投入し、売りまくろうとしているようである。キャッチコピーも「北京を高画質で」とか、「オリンピックを大画面で」なんてのをつけているようだが、私個人の心には全く届かないキャッチコピーである。こういうときに、自分のマイノリティっぷりを猛烈に感じる。しかも、我が家でこうしたものに興味が無いのは、妻も一緒。マイノリティ一家なのである。
オリンピック競技を見ることが無いわけだから、録画してもう一度見る人の気持ちも当然のごとくよく判らず、さらにブルーレイのようなメディアで永久保存版を作っているなんて人の気持ちはますますわからない。我が家のような家における需要喚起には全く至らない広告宣伝なのである。

私は以前も同じようなことをブログに書いたことがあるのだが、なんで「スポーツ」というインターフェースを介することによって、人々はこれほどまでに愛国者に変わるのかが良くわからない。日本を愛するのならば、メダルの数で一喜一憂するよりも、社会保障費削減問題や、特別財源の透明化、労働問題、ガソリンの暫定税率、国内の食料自給率の向上(キリが無いんでもうやめます)などに意見をぶつけないのだろうか?住みよい国にするために、もっと別なベクトルに愛国心を向けてほしいものである。

話をスポーツ競技のことに戻す。
日本人選手は金メダルをもらったりすると「皆さんの応援のおかげです」とあらゆる方向に答える。そして報道する側は「すばらしい感動をありがとう」、「日本中が喜びに溢れている(私の中には喜びは溢れていません。どうでもいいです)」と結ぶわけである。金メダルを取るような選手は、血のにじむような(一般大衆には想像の付かないような)努力をしているのだろうが、決して「私のたゆまぬ努力の賜物です」とはいわない。こういうことをいうと、世間は「けしからん」というわけである。そして、選手もそのことを知っているのである。
社会学的に人の演技的行動を分類すると「表層演技」と「深層演技」に分けられる。表層演技は自分が演じていることを自覚しながら行われる演技であり、深層演技はその人の性格や体質にまで及んでいる、無意識の演技である。日本のスポーツ選手が「皆さんの応援のおかげです」というのはまさしく「深層演技」のレベルだろう。この国ではこうした「深層演技」に長けた人間が大人とみなされ、そうしない人を子供と見る。
でも、こんなに媚を売る必要は無いと思うし、それに対して反感を持つというのもかなりおかしいと思う。だって、あなた達はその選手のコーチでもなんでもないでしょうに?ただ単にテレビ見て、一方的に応援しているだけでしょう?何を期待しているというのだろう?

ところで、様々なニュースに対して発生する人の意思は、メディアが作り出すものであってはならないというのが私的信念である。だから、余計なコメントを挟むキャスターが居るニュース番組には寒気がするし、それが多くの人にこの世の普遍的意見として受け入れられている事実にガックリとさせられる。(私はそういうことを積極的にさせようとしている報道ステーションとニュース23が特に嫌いです)これはまさに集団的催眠の実施であり、中世の魔女裁判やナチスのユダヤ人迫害の構造とたいした変わりは無いのではないかと思う。そして多くの大衆は、このことを断罪される時が来たならば「私達は何も知らなかったのだ」と、魔女裁判の時と同じことを答えるのだろう。

昨日の続きのようであるが、J-WAVEのインターネットラジオがBrandnew-Jである。若干、番組が変わるようだが(恐らくスポンサー側の問題だと思う)J-WAVEの放送を日本中…いや、世界中で聴くことができるということは非常にポイントが高い。私の場合ならば、誰も居ないオフィスで仕事をしているときや、妙にFM波の入りが悪い日には重宝している。インターネット放送だけあって、FMに比べてノイズも少ない。ONKYOのアンプとYAMAHAのトールボーイスピーカーで強化された我が部屋の音楽再生環境では、十分に満足できるクォリティだ。

私は自宅で視聴するときはBrandnew-J再生用のサイドバーガジェットを使用している(主にこれだけのためにサイドバーの使用を再開した私)。毎回起動するたびに勝手に再生してくれるのには悩まされるが、常にオンエアされている楽曲が表示されているのはありがたい。気になる曲ならばクリックするだけで詳細がわかるし、もちろん楽曲の購入も出来る(私はコレクション癖があるので、CD等はアルバムで買わないとどうしても気持ち悪いので、ダウンロード販売を利用したことはないのだが)。

もう8年ほど前になるのだが、仕事で新潟県内のデザイン事務所を回ったことがある。多くの事務所には有線放送が引かれており、そこから流れるのはJ-WAVEだった。デザイナーという人種にはそこまでJ-WAVEが必要なのか…と恐れおののいた数年後、所属していた広告代理店のオフィス内のどの部屋からもJ-WAVEが聴けるようになった。あの手の業界では必須なのか…と思わされた。
今ならば、有線を引かなくてもパソコンだけでJ-WAVEが聴ける時代。だって、首都高の道路状況を新潟の人が聴いても仕方ないでしょ?

J-WAVEにて月~金曜の23:45~24:00に放送されている番組である。私の一日はこれを聴くことで終わる。
ホスト役は三谷幸喜と清水ミチコの二人。私が大好きなお二人である。この二人がどうでもいい事をだらりと語り続けるわけである。CMや外人のコントのようなものが入るので、ホスト役の二人は実質数分間しか話していないのだが、これがまた面白い。話の流れをしっかりと把握するためには毎日聴かなくてはならないのだが、義務感からというより、楽しみのために自然に聴いてしまっている。
就寝前によりリラックス…というか、脱力するには実に良い番組である。

オフィシャルサイトはこちら。ダイジェスト版はオフィシャルサイトから聞ける他、この番組はJ-WAVEのインターネット放送 Brandnew-Jからも同時刻に聞くことが可能である(全世界で聴けるぞ~)。

昨日に続き、江頭ネタで。

TVでは数々の伝説を残しすぎたため、現在彼はTVのレギュラー番組を持っていない(準レギュラー番組はあるようだろうけど)。
そんな彼の近況を知ることが出来る唯一の映像メディアがTFM+でブロードバンド配信されている『江頭2:50のpppするぞ!』である。

江頭2:50を使う以上、ライブのストリーミング配信では公然猥褻罪が適用されてしまうため編集済みのもののみがアップされているのだが、公開録画を行っているTOKYO FMスペイン坂スタジオでは、放送禁止の「ピー」音や○禁印で隠されている江頭2:50の局部などが見られるのであろう。毎週金曜日の昼に公開録画が行われているそうだから、1度くらい見に行ってみたいものである。

パーソナリティは江頭2:50と早川亜希。TVでは中々見ることが出来ない江頭2:50のフリートークや映画評、悩み相談などを聞くことができる。
フリートークでは江頭、早川共にここ1週間の近況を話す。ラジオ等で江頭のトークを聞いている人ならばわかるかもしれないが、かなり面白い。TVに出るときにはわざとあのようなキャラクターを演じているんだなぁと思い知らされる。思うのだが、彼は実は相当に頭が良いのではないだろうか?それを意図的に隠している様にしか私には見えない。
映画評のコーナー「エィガ一刀両断」では、年間120本もの映画を見ている江頭2:50が毎週1本、映画評をする。評価の中で、映画のキャラクターになりきる江頭の迫真の演技は見もの。この人は本当に映画が好きなんだなぁと思わずには居られない。若干、ネタバレ的なこともあるが、逆に江頭の映画評を聞いて、観たくなった作品もいくつかある。最後に10点満点で作品に点数をつけるが、中々シビアな採点である。
悩み相談のコーナー「心男女」では相談者をスタジオ内に招き、その悩みを聞く。相談者が女性の場合(美人の…けっこう居る)、ほぼ確実に江頭は暴走する。その暴走振りと、止めようとする早川のやり取りが見もの。いい加減な回答のこともあるが、感心させられるような名回答であることもしばしばある。
この番組を見ていると、何故これほどまでに江頭が嫌われているのかがよくわからなくなってくる。さらに公開録画なので周囲に観客が来ているのだが、女性の観客は美人ばかりなのである。美人に好かれてブスに嫌われるのだろうか?(anan読者を敵に回すような発言だな、これは)
ちなみに、2ヶ月前までのバックナンバーは閲覧可能である。


スペイン坂スタジオ周辺拡大地図を表示

今日の日経新聞によると、SCEのプレイステーション3の標準小売価格が\62,790に決定したそうである。
「パソコン」という感覚からすれば、中の中くらい。ゲーム機として考えるとこの価格は高すぎると思う。確かにブルーレイディスクの再生機能を有すると言うことで判断すれば、現時点では妥当な価格設定なのかもしれない。だが、発売当初に食いつく顧客は少なからずいる(具体的には「新しいもの好きの大人買い」が出来る人あたりかな?)。今までのSCEのゲーム機は今回ほどではないが「はじめは比較的高く」価格設定し、次第に安くしていくという手法をとっている。PS3もゲームソフトが充実した時期にそのような価格設定をしていくのだろうと思う。つまり、ソフトウェアの充実次第でターゲットとする層を、年齢層で見れば「次第に下げていく」つもりなのだろう。とは言えど、限度は半分の価格くらいであろうか?
携帯ゲーム機も含め、ものすごい数のゲーム機が発売されている。そして、そのゲーム機の価格設定と提供するソフトウェアは、ターゲットをちゃんと絞り込んでおり、その効果もあってか、ものすごくよく売れている。今までゲームをしなかった層をうまく取り込めていると思う。数年前まで、「電車内で大人がゲームをしている」という光景はあまり見ることが無かった。今では携帯を使っている人(メールを書いたり、ゲームをしたり)を多く見かける。それの延長線としてゲーム機があってもおかしくはない。世の風潮が変わったこともゲーム業界には追い風となっていることだろう。

買いましたよ。買おうと思っても売っている場所がどこだかわからないから、中々買えないこの本。3/15に次号が出てしまうので、その前に今回の「ひきこもり特集」のを読んでおきたかった(バックナンバーも買えるらしいけどね)。
市ヶ谷駅の地下道で販売員の方を見つけ\200-を渡す。正直、少し緊張した。私が慣れていないせいだな。ホームレスと言っても、販売員はそんなにそれほどらしい人ではない。
表紙は普通の週刊誌より見出しが少なく、ビジュアルが大きいせいか、日本らしくはない。手にとって見て、薄さに少し驚く。感覚的には家電製品のカタログに近い。まぁ、薄い厚いは問題ではない。中身があれば全く問題はない。
特集の「引きこもりの未来」は、中々新鮮な意見があり面白かった。元引きこもりの上山和樹氏と精神科医の斎藤環氏による対談の中であった「働いている人は職場と家と場所を変えることで気持ちのスイッチのON,OFFが出来るが、引きこもっている人は常にONの状態で、OFFにする方法を知らない。」という意見は、とても共感できる。色々な事に責任を感じて「これも、あれも、それもやらなくてはいけない」というプレッシャーの中では、スイッチがONの状態と見ている。普通の生活が出来るようにしたいと言う思いがあっても、どこから手をつけていいのかわからない。身動きが取れなくなる。身動きが取れない中にいる自己評価の低さ。家族との関係がよければ、両親に対する申し訳なさも出てくるだろう。だが、無理やり社会に出したところで、どうしていいのかわからないことには変わらない。結局、自分が役に立たないという思いをさらに背負って帰ってくる。そんなことを繰り返させたら、自殺するんじゃないかな?彼らは「両親が生活の安定を保証し、子供に対する親としての思い(自分たちにとって、どんな子供でも大事であると言うこと)をしっかり伝える」ことがスタート地点だと、経験から話している。そこからはやる気になったらば、賃金が発生しない作業でも何でもいいからやってみたいことをさせる。そういう中で、自分が役に立ったと言う実感を少しずつでも得られれば、次第に自信が出てくるのではないのかと。とてつもなく甘いと思われる方も居ると思うが、問題が解決しなくては何をしても意味がない。
結構社会派な特集が多く、他には「米国連邦準備理事会(FRB)の議長交代」の話題や、映画俳優のインタビュー、BIG ISSUEをイギリスで立ち上げたときのメンバーからのメッセージなど。ページデザインもさほど悪くはない。後ろの方のページにあった読者欄のようなページは少し???だが、この値段なら元は取れる。
今後も販売しているところを見かけたら、買ってみようと思う。

小泉政権におけるさまざまな規制緩和や民営化により、収入等の格差がますます大きくなっていると聞く。「二極化」の問題だ。この本のもう一つのテーマ「二極化」について考えてみたい。
過去のことをどうこう言っても、同じ状況を現代に作ることは到底出来ない。だが、あえて振り返ってみる。私も生まれていない時期であるいわゆる「高度成長社会」の頃、画一的な製品を工場でどんどん作り、それらは国内市場で大量に消費されていた。当時は企業に就職すれば終身雇用がほぼ約束され、給与も在籍年数によって必ず上がり続けるものだった。会社が仕事のスキルを磨く機能を持ち、それを仕事を通じて実践させる。そして戦力として働いてもらう。終身雇用が当たり前であったため、生活における不安も少なかった。多少、昇進のずれがあって同期でも給与の差が出たりはしたが、それと同等の額を将来もらえる立場になる希望は持てるためあまり問題にはならなかった。みんな同じレベル。総中流といった意識の中で生活していた。経済の安定期を経て、バブル崩壊によりこのような思いは無くなっていった。
そしてバブルの後遺症から抜けてみると、生活レベルに大きな差が出来ていることに気が付いた。起業に成功し数億円という収入を得るものもあれば、逆にアルバイトで月に十数万程度の収入だけのものがいる。この差は放っておけばますます拡大していく。金持ちは更なる金持ちになるスパイラルがあり、またその逆もある。それを「二極化」と定義している。
本当に嫌な話なのだが、この格差は世代を超えても継承されていくのではないかと見ている。裕福であり教育に捻出できる財力を持つ家であれば、本人能力と言うものはあるにしろ、高度な学習環境を得ることが出来るだろう。逆にそうした余裕が無い場合、塾はもちろん、学費を支払うことも困難になる。結婚についてもこの件は関係がある。社内恋愛でも合コンでも何でもいいのだが、基本的に収入が高いセグメントの人同士が出会える機会は多いものの、セグメントが別な人との出会い少なくなっている。そのため、夫も妻も高学歴というパターンが非常に多くなっている。結婚や出世代を超える中でこの状況が変わっていけばいいのだが、中々そうもいかないようだ。
二極化は様々な能力が比較的低い方のやる気を削ぐ。平均化は能力が高い方のやる気を削ぐ。どちらがいいとは言えず、中庸が最良であろう。しかし、資本主義を追求していけばほぼ間違いなく二極化に向かう(中国が共産路線をはずせないのは、太平洋側と内地にて実際には相当な貧富の差が発生していても、国家では人民を等しく見ていて、その点については差異がないという意識があるからだろう。でなければ、内紛が起こって大変なことになっているはずだ)。
二極化は治安悪化の原因にもなる。底辺でどうにもならなくなり、死をも厭わない犯罪者が既に何人も出てきている。全く、恐ろしいことである。

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